「金剛頂経」の版間の差分

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真言宗で唱えられている『[[理趣経]]』(『百五十頌般若』 {{lang-sa-short|Adhyardhaśatikā prajñāpāramitā}})は、「金剛頂経」系テキストの内、第六会に含まれる『理趣広経』とよばれる文書の略本である。
 
[[空海]]([[774年]]〜[[835年]])は、[[唐]]の[[長安]]において青龍寺の[[恵果]]([[746年]]〜[[805年]])の弟子となり、[[密教]]の伝法頂を授かり、『初会金剛頂経』の教理と実践方法を伝授([[大日如来]]―[[金剛薩た|金剛薩埵]]―[[龍樹|龍猛]]―龍智―[[金剛智]]―[[不空金剛|不空]]―[[恵果]]―[[空海]]と付法)される。[[806年]]に日本に初めて、『初会金剛頂経』に基づく実践体系を伝えている。
 
「金剛頂経」は[[龍樹|龍猛]]が南天竺の鉄塔のなかで感得したという伝説がある。この経典は[[大日如来]]が18の異なる場所で別々の機会に説いた10万[[頌]](じゅ)に及ぶ大部の経典の総称であり、単一の経典ではない。