「桑田二郎」の版間の差分

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* 少年漫画作品の多くがヒーローものでありSFの比率は高い。最盛期は1960年代であり、そのときの作風は、いわばアクション洋画のような人物・画面展開と抜群のシャープな描線とによる格調ある画風を持って、当時の洋画SFドラマのような雰囲気があった。いささか、劇画と呼ばれる写実画風の先駆け的である。
 
*他の作画のきれいな絵を描く漫画家の原稿が印刷とまったく違ってごちゃごちゃ物ではわからないがホワイトや切り貼りで描き損じを修正していることも事がかったのに対し、桑田の原稿は印刷同様の仕上がりだったという。描線の美しさは[[手塚治虫]]と双璧と言われていた。病床の手塚に代わって『[[鉄腕アトム]]』の代筆を務めたこともある。
 
* 『[[ウルトラセブン]]』の漫画を執筆した際は、声のみの登場だった[[ウルトラセブンの登場怪獣#宇宙海底人 ミミー星人|ミミー星人]]の姿を描いたり、特撮版では水面下の部分が見えない[[ウルトラセブンの登場怪獣#軍艦ロボット アイアンロックス|アイアンロックス]]の四脚を持つ全体を描いたり、何をしたかったのか不明のまま終わった[[ウルトラセブンの登場怪獣#水棲怪人 テペト星人|テペト星人]]の心情を明確にさせるなどテレビ版で不明だった点を新たに描き加えるなど、テレビに比べるとややシリアスな内容だった。
 
* 1966年の諸週刊[[少年キング]]連載「[[バットマン]]」は日本では単行本化されていないが、アメリカで再評価され2008年に" Bat-Manga "としてまとめられている。また[[バットマン:ブレイブ&ボールド]]#51でアニメ化もされており、わざわざ作られた日本アニメ風オープニングは、8マンのアニメ版オープニングを意識した構成だった。
 
* 絵物語作家・岡友彦に師事。兄弟弟子に[[一峰大二]]がいる。桑田は一峰より年下だが兄弟子にあたる。