「ダッチロール」の版間の差分

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航空機が[[スリップ (航空)|横滑り]]をしたとき、大きな内外の翼の[[迎角]]差が生じ、強い反対方向のローリングモーメントが発生することがある。このとき、横滑りの原因になった傾きは解消するが、今度は勢い余って反対側に傾いてしまうことがある。この傾きも揺り返し、反対側に傾くと言う繰り返しになり、左右にロールする振動を発生する。この不安定な飛行状態を'''''ダッチ・ロール'''''と呼ぶ。ヨー安定性に対しロール安定性が高すぎる場合、航空機には顕著なダッチロールが見られるようになる。
 
動画   [https://www.youtube.com/watch?v=2tgfkGiHhxs Dutchroll]
 
=== 設計における対策 ===
*[[1985年]]に発生した[[日本航空123便墜落事故]]の事故機は、垂直尾翼を失いヨー安定性が損なわれたため、激しいダッチロールに見舞われた。
*[[2005年]]に発生した[[エア・トランザット961便事故|エアトランサット961便事故]]では、構造的問題によりラダーが疲労破壊を起こし、巡航中に突然コントロールを失い、ダッチロールに見舞われた。幸い、緊急着陸に成功し死者は出なかった。
*1959年10月19日、顧客受入飛行中のボーイング707型機で、新しいパイロットに飛行技術を習熟させるためにヨーダンパーをオフにしたところ、訓練パイロットの操縦がダッチロール運動を激しく悪化させ、4基のエンジンのうち3基が切脱落した。ブラニフ航空向けの真新しい707-227 (N7071)は、ワシントン州アーリントンのシアトル北部の河床に墜落し、8人の搭乗者のうち4人が死亡した。<ref>{{Cite web|title=Boeing 707 jetliner crashes near Oso in Snohomish County, killing four crew members and injuring four passengers, on October 19, 1959.|url=https://historylink.org/File/20411|website=historylink.org|accessdate=2019-12-17}}</ref><ref>{{Cite web|title=ASN Aircraft accident Boeing 707-227 N7071 Arlington, WA|url=https://aviation-safety.net/database/record.php?id=19591019-0|website=aviation-safety.net|accessdate=2019-12-17|first=Harro|last=Ranter}}</ref>
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
*[[飛行力学]]
*[[飛行機の安定]]
 
{{DEFAULTSORT:たつちろおる}}
[[Category:航空機の操縦]]