「フォーミュラ1カー」の版間の差分

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1980年代後半までは、ステアリングは非常にシンプルなものであり、ボタンが数個あるだけだった。1990年代以降、コクピットにつけられていた計器やボタンなどがステアリング上に移され、チームによってはコクピット側に計器類が全くない場合もある。これは、ドライバーが操作する際にステアリングから手を離さなくて済むためや、視認性を向上させるためであると言われている<ref>{{Harvnb|桧垣和夫|2000|p=143}}</ref>。ステアリングに機能が集中していることから、非常に高価なもの<ref group="*">一説には、1個1,000万円するともいわれている。</ref>になっているが、機能が集中しているためにトラブルの際にはステアリング自体を交換して解決する場合もある。
 
舵角をそれほど大きくとる必要がないので握りは環状ではなく、円形板に指穴が開けられ握りが付けられたような形になって
 
コックピット開口部が狭いため、ステアリングは着脱が容易となっており、乗降時には取り外される。
 
== ブレーキ ==
通常、1つのマスターシリンダーで4輪を制動するが、F1の場合、片方の系統が壊れた時のバックアップのためにブレーキ系は2系統搭載することが義務づけられている<ref>{{Harvnb|桧垣和夫|2000|pp=160 - 161}}</ref>。これを利用して、前後の制動力配分の調節を行っている。