「アルゼンチン」の版間の差分

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アルゼンチンの国民は[[コーカソイド|ヨーロッパ系]]が85%、[[メスティーソ]]および[[インディヘナ]]などが15%である。もっともヨーロッパ系アルゼンチン人の占める比率は89.7%<ref>[http://www.worldstatesmen.org/Argentina.html Argentina<!-- Bot generated title -->]</ref>から97%<ref>[https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/print/ar.html CIA - The World Factbook - Argentina<!-- Bot generated title -->]</ref>と資料によって大きな差があり、近年の研究では実はアルゼンチン国民の56%に先住民の血が流れていることが明らかになっており<ref>{{cite news | first=Silvina | last=Henguy | title=El 56% de los argentinos tiene antepasados indígenas | url =http://www.clarin.com/diario/2005/01/16/sociedad/s-03415.htm | work =Clarin.com | accessdate = 2007-11-07 | language = Spanish }}</ref>、自らを白人だと認識しているアルゼンチン人の過半数に、実は先住民の血が流れていることになる。
 
ヨーロッパ系アルゼンチン人にはイタリア系、スペイン系、ドイツ系の住民が多く、中でもイタリア系が一番多い。このイタリア系統の荒い言葉遣いが現在の[[アルゼンチン人]]全体の性格に受け継がれているため、アルゼンチンの[[スペイン語]]には[[イタリア語]]の[[ナポリ方言]]の影響が強く見られる。イタリア移民が多いので第二のイタリアと認識されることもあった。多くのイタリア移民は帰国せず定着した。
 
アルゼンチン人はしばしば「燃えたぎるような愛国者」と形容され、自国への批判に異常に敏感であるが<ref name="marta1995">松下マルタ「アルゼンチン文化の諸相」『ラテンアメリカ人と社会』中川文雄、三田千代子 :編、新評論、1995年10月</ref>、その一方で概して国を批判する傾向がある。強烈な個人主義者としても知られ、「ビベサ・クリオージャ」と呼ばれる[[クリオージョ]]的な人を出し抜く抜け目のなさと<ref>アルベルト松本『アルゼンチンを知るための54章』明石書店、2005年 pp.106-111</ref>、アミーゴと家族以外の非人間的な政府や社会といった組織は信用できないという心性からくる、人を出し抜くような行為によって不快な思いをさせられ<ref name=marta1995/>、アルゼンチン人はアミーゴ以外には不親切であるという人間も出るのである。これはアルゼンチン人が国家に代表される抽象的なものよりも、友情といった具体的な対象への強く忠誠を抱くことの裏返しでもある<ref name=marta1995/>。