「オートジャイロ」の版間の差分

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== 操縦方法 ==
[[ファイル:AutoGyro Calidus - Shuttleworth Season Premiere 2016 (26422815634).jpg|サムネイル|スポーツ系の市販オートジャイロのカリダス|代替文=]]
回転翼に動力が無い機体の場合は、風を受けてある程度回転が上がるまで十分な滑走距離が必要である。回転翼に動力を繋ぐことが出来る機体の場合は、動作させて初期回転をさせる。回転翼が十分な回転数が得られたら通常の飛行機のように滑走して離陸させる。操縦の感覚はヘリコプターと[[飛行機]]の中間であり、飛行機のように操縦桿で[[昇降舵|エレベーター]]・[[補助翼|エルロン]]操作、ペダルで[[方向舵|ラダー]]操作をする。特徴的なこととしては、回転翼機であることから[[曲技飛行#曲技の種類|ストールターン]]のような動きが非常に得意で、固定翼機では到底困難なほどの小さな半径での旋回が可能である。また通常の飛行機が完全に失速してしまうような大きな迎え角で飛行しても、揚力を発生している回転翼は失速することが無いので、機体の失速特性は非常の良い。(と言うよりオートジャイロには失速自体が存在しない)
 
基本的にはエンジン出力を上げると前に進みつつ上昇し、エンジン出力を下げるとスピードが落ちつつ機首を下げること無く高度が下がると言う独特の挙動を見せる。現代のスポーツ系オートジャイロは、かなりのスタント飛行能力があり運動性にも優れるが、固定翼機である通常の[[曲技飛行|スタント機]]ではあまり問題にならないマイナスGをかける機動(急激なエレベーターダウンや背面飛行など)は、ローターの回転が止まって墜落してしまうために不可能となっている。