「ミクロコスモス (バルトーク)」の版間の差分
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'''ミクロコスモス Sz. 107, BB 105'''(Mikrokosmos)は、ハンガリーの作曲家、[[バルトーク・ベーラ|バルトーク]]が
当初は息子ペーテルのピアノ練習用に作られたものであるが、次第に作品その物の完成に力が入るようになったとも伝えられる。
== 特徴 ==▼
ほとんどが1分ないし2分のごく短い曲だけで構成されている。[[ミクロコスモス]]の名はこれにちなむものである。
ピアノ練習曲集であるため、教本として使う際のアドバイスとしてのバルトークの指示が添えられている。彼によれば4巻までは初歩段階であり、特に3巻までは習いはじめてから1-2年のうちには修得するようにとある。
▲当初は息子ペーテルのピアノ練習用に作られたものであるが、次第に作品その物の完成に力が入るようになったとも伝えられる。作曲者の指示によると、四巻までは初歩段階であり、特に三巻までは習いはじめてから1-2年のうちには修得するようにとある。
▲== 特徴 ==
最初は両手を移動させず、左右が同じ動きをなぞる練習から始まる。巻が進んでいくに従い旋律と伴奏、といった決まり切った形を取る曲は少なくなり、[[対位法]]的な技術が多く含まれる曲が増えてくる。また
バルトークはピアノ教育にも関心が深く、子供用のピアノ曲集として他に「子どものために」などが、また、教則本として「バルトーク=レショフスキー・ピアノ・メソード」(シャーンドル・レショフスキーとの共著、1913)がある。これらがやや初期の作品で、民族音楽的な傾向が強いのに対して、ミクロコスモスは、無調的な曲など、より広く現代音楽的な様々な作品を含む。そのため、「ピアノを通しての現代音楽への入門書」との評がある。
==構成==
はじめの方はとても易しく、初心者用の曲である。あとに進むにつれてどんどん難易度が上がっていく。
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