「二重らせん」の版間の差分

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DNAは異なる形状の二重らせん構造をとることが知られている。例えば、DNAの周囲に存在する水分子を減らすことによって[[プリン (化学)|プリン]]、[[ピリミジン]]塩基の位置が変化することにより立体構造が変わってくる。
現在、A-、B-、C-、D-、E-、Z-の6つが見つかっているが、中でも重要なものはA-DNA、B-DNA、Z-DNAである。
;[[A-DNA]]
:[[右巻き、左巻き|右巻き]]、1回転あたり塩基数11、塩基対間距離2.6 Å、らせんの直径23 Å、[[湿度]]75%時にとる立体構造。
;B-DNA
:[[右巻き、左巻き|右巻き]]、1回転あたり塩基数10、塩基対間距離3.4 Å、らせんの直径20 Å、湿度92%時にとる立体構造。生体内では最も一般的な構造は、このB-DNA である<ref>{{cite journal |author=Leslie AG, Arnott S, Chandrasekaran R, Ratliff RL |title=Polymorphism of DNA double helices |journal=J. Mol. Biol. |volume=143 |issue=1 |pages=49–72 |year=1980 |pmid=7441761 |doi=10.1016/0022-2836(80)90124-2}}</ref>。
;[[Z-DNA]]
:[[右巻き、左巻き|左巻き]]、1回転あたり塩基数12、塩基対間距離3.7 Å、らせんの直径18 Å、[[グアニン]]と[[シトシン]]の繰り返し配列がとる立体構造。