「NHK紅白歌合戦」の版間の差分

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* 2000年代前半は、NHKアナウンサーが紅組及び白組の司会を担当することが多くあったが、第59回(2008年)以降は、白組司会は[[ジャニーズ事務所]]の所属タレントが務めるようになり(2019年現在、12年連続で継続中である)、紅組司会は、NHKの看板番組である『大河ドラマ』や『[[連続テレビ小説]]』のヒロイン女優(あるいはヒロイン経験者)が基本的に務めるようになっている。
* 第59回には[[Mr.Children]]が、[[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]([[2009年]])には[[矢沢永吉]]がそれぞれ初出演し、以降は例年、「辞退組」の招聘に成功している。矢沢は「特別枠」での出演であり、以降の「辞退組」も、対戦の枠外、なおかつ中継での出演が多い。
* 2010年代になってCG技術が飛躍的に革新すると、それを用いた映像技術を駆使した演出が行われるようになる。
* 2000年代半ばごろから、NHKホール外からの中継が復活し、中継のステージが毎年数組入るようになっている。大物歌手がコンサート会場から中継出演<ref>一例として、[[福山雅治]]が該当。第60回(2009年)は自身の故郷である長崎から、第61回(2010年)以降は自身のカウントダウンライブ会場である[[横浜アリーナ]]からの中継出演であり、NHKホールでの歌唱は、初出場時である第44回(1993年)の1回のみである。</ref>するほか、NHK側がステージ(あるいは中継会場)を用意するケース<ref>一例として、第67回(2016年)に[[氷川きよし]]が[[熊本城]]から中継出演したケースなどが該当。</ref>もあり、特に後者は大々的な演出が行われるようになる。中継で出演すること自体には[[和田アキ子]]や[[北島三郎]]が苦言を述べたことがあり、北島は「ホール側に穴が開く」と表現した。
* 2010年代になってCG技術が飛躍的に進歩を遂げると、それを用いた映像技術を駆使した演出が行われるようになった<ref>一例として、[[Perfume]]([[プロジェクションマッピング]]を駆使した演出など)、[[μ's]]、[[Aqours]](この2つのグループは、「アニメ映像とのシンクロ表現」が特徴)などが該当。</ref>。
* [[第63回NHK紅白歌合戦|第63回]]([[2012年]])から[[第66回NHK紅白歌合戦|第66回]]([[2015年]])までは、生演奏のバックバンドが完全に消え事実上の「カラオケ」状態での歌唱となっていた。
* 2000年代半ばごろから「男女対抗」というコンセプトが薄められるような演出がみられるようになった。一例として、[[第56回NHK紅白歌合戦|第56回]]([[2005年]])では紅組常連の[[和田アキ子]]が[[m-flo]]とコラボレーションして白組から出場し、男性コメディアンの[[ゴリ]]([[ガレッジセール]])が女装キャラクター「[[松浦ゴリエ|ゴリエ]]」として紅組から出場した。また、[[第58回NHK紅白歌合戦|第58回]]([[2007年]])では前年白組司会を務めた[[中居正広]]が紅組司会を担当(歌手としては[[SMAP]]のメンバーとして白組から出場)し、またこの年の[[笑福亭鶴瓶]]以降、白組司会者も下手側花道で進行を行うようになった(それまでの白組司会者は上手側花道で進行していた){{Sfn|太田|pp=306-308}}。男女対抗形式が廃止される可能性も報道されている<ref>[https://entamega.com/28653 『紅白』来年男女合戦システム廃止か!? 氷川きよし「アタシ」解禁で疑問視する声],エンタMEGA,2019年12月12日</ref>。
 
=== 番組進行に際して ===
進行にあたっては、台本と合わせて[[カンニング|カンペ]]も用意される<ref>後に、NHKホール内の1階席の後ろの壁に電光掲示板を設置し、ここに台本を映し出す(『[[週刊新潮]]』2013年1月17日号)。</ref>。司会者に対し、スタッフから開始早々のタイミングで「巻き」(スタッフから出演者に早く進行するよう指示が入ること)が入ることも珍しくなく、放送内でアドリブを入れることも中々できないという<ref>『日刊スポーツ』2006年1月1日付</ref>。その他、司会者が生本番内で言い間違いや失言をして話題となった事例がある([[1980年代]]頃までは司会者の言い間違いなどのハプニングは一切許されないというほどの厳格さがあったが、後にこのような演出やハプニングはある程度認められるようになった)。これに関連して総合司会経験者の[[宮本隆治]]は「NHKホールには魔物が住んでいる」「これまで多くの魔物が先輩の司会者達を苦しめてた」と語っている<ref>[http://ichimon.main.jp/no37/37miyamoto.html 紅組司会・短期養成講座 宮本隆治]</ref>)。ただし、これらは現代紅白のものであり、[[1970年代]]頃までは司会者によるアドリブや自由演出がごく当たり前のように行われていた。一例として、[[第21回NHK紅白歌合戦|第21回]]([[1970年]])では本番内において、白組司会の[[宮田輝]]が白組歌手の[[橋幸夫]]に対し、歌唱曲を当初予定の「俺たちの花」から「[[いつでも夢を]]」に変更することを持ちかけて歌唱させたという出来事があった。
 
[[第57回NHK紅白歌合戦|第57回]]([[2006年]])までは大部分を両組司会がそれぞれ[[上手と下手|下手]](紅組)、上手(白組)([[第4回NHK紅白歌合戦|第4回]]〈[[1953年]][[12月]]〉のみ逆であった)に分かれて別々に進行するものだったが、[[第58回NHK紅白歌合戦|第58回]]([[2007年]])からは一部を除き下手席で両組司会が揃って進行する形となった。
 
一方で、その「予定調和」を逆手に取り、アーティストが番組にも無断で不意打ちパフォーマンスを行うこともある。紅白でのパフォーマンスなので後に大問題になり、アーティストがNHKに出入り禁止を喰らうこともある。これまでの主なパフォーマンスとしては、以下がげられる(詳しくは当該の回やアーティストの項目を参照)。
 
* [[第33回NHK紅白歌合戦|第33回]]([[1982年]]) - [[サザンオールスターズ#1980年代|サザンオールスターズ]]の[[桑田佳祐]]が[[三波春夫]]を[[パロディ]]化した衣装と歌い方をした。「とにかく、受信料は払いましょう!」「裏番組(を見たい場合)はビデオで見ましょう!」という発言で、賛否両論が巻き起こった。桑田本人は後にNHKに詫び状を書かされ、「詫び状なんか書くくらいなら2度と出ない!」と、後の紅白(ひいてはNHK)との確執に繋がったことを明かしている。
* [[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]([[1991年]]) - [[とんねるず#音楽活動|とんねるず]]がパンツ1枚という衣装で登場した。[[木梨憲武]]は赤色、[[石橋貴明]]は白色に全身を塗っていた。後ろを向くと、背中に「受信料を払おう」と書いてあった。
* [[第43回NHK紅白歌合戦|第43回]]([[1992年]]) - [[本木雅弘#人物|本木雅弘]]が首に白い液体を入れた[[コンドーム]]の形をした風船をいくつも巻き付けて登場した。さらに、演奏途中では尻を露出した。
* [[第57回NHK紅白歌合戦#DJ OZMAのパフォーマンス|第57回]]([[2006年]]) - [[DJ OZMA#紅白騒動について|DJ OZMA]]([[氣志團]]の[[綾小路翔]])が全身肌色のボディスーツを着て股間の部分にキノコの模型をつけた姿で舞台に登場。女性バックダンサーも同様の格好で[[裸|全裸]]に見えたため、「公共放送で、しかも[[ゴールデンタイム]]であることの配慮がない」としてNHKに苦情が殺到した。総合司会の[[三宅民夫]]が番組中に「全裸ではない」と説明した。その後、[[放送倫理・番組向上機構]](BPO)から回答要請を受けた。この影響によりDJ OZMAは活動を一時休止を余儀なくされ、その後も活動に大きな制約が掛かるなど尾を引き続け、これが最終的には[[2008年]]の「引退」宣言にまで繋がることになていく
* 第57回(2006年) - [[川内康範]]作詞の「[[おふくろさん]]」を歌唱した[[森進一]]が川内に無断でセリフを入れた同曲を披露。これに川内が激怒し騒動となった(「[[おふくろさん騒動]]」を参照)。
 
* [[和田アキ子]]、[[堺正章]]は[[TBSテレビ|TBS]]系列『[[日本レコード大賞]]』([[2006年]]以降は12月30日開催のため直接の競合はしていない)が生裏番組だった時代に、そちらの司会を兼任しながら紅白に出場した回がある(前者は[[1990年]]、後者は[[1999年]])。他にも生裏番組や前後時間帯の番組と掛け持ちしながら紅白に出演する者が存在している<ref>多くの出場者は本番組の後に[[TBSテレビ|TBS]]系列で放送される『[[COUNT DOWN TV#CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ|CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ]]』にも出演している。</ref><ref>一方[[第32回NHK紅白歌合戦|第32回]]([[1981年]])では、民放版『[[ゆく年くる年 (民間放送テレビ)|ゆく年くる年]]』のメインパーソナリティーに決まっていた[[さだまさし]]が、前後時間帯の民放生番組に出演することを理由に落選したという事例がある(合田『紅白歌合戦の真実』)。</ref>。
* 急な出場者変更(先述)や出場歌手が本来の出番に遅刻(別の仕事と掛け持ちにより)した場合、予定していた歌唱順を入れ替えたという事例もある。
* 客席に出場歌手の身内が招かれ、該当歌手歌唱前に身内にインタビューがされたり、歌唱中に観覧する姿が映されることがある<ref>[[第66回NHK紅白歌合戦|第66回]]([[2015年]])での[[三山ひろし]]、[[山内惠介]][[第67回NHK紅白歌合戦|第67回]]([[2016年]])での[[市川由紀乃]]など。</ref>。
* 紅白初出場がテレビ・ラジオといったメディアへの初出演となったり<ref>[[第46回NHK紅白歌合戦|第46回]]([[1995年]])での[[岡本真夜]]。</ref>、テレビ生放送への初出演となった歌手<ref>[[第54回NHK紅白歌合戦|第54回]]([[2003年]])での[[倉木麻衣]]。</ref>もいる。また出演歌手による紅白での歌唱がテレビ初披露もしくはNHKでの初披露となった楽曲もある。
* 身内同士で同時出場・出演(コラボ演奏・歌唱が実現したこともある)するケースがあるほか、元夫婦が同時出場したという事例もある。また、交際者同士あるいは元交際者同士を直接対決にするなど、意図的に演出を行うこともある<ref>太田『紅白歌合戦と日本人』</ref>。
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