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'''ゾル''' ({{Lang-de|Sol}} {{IPA-de|zoːl|}}、{{Lang-en|sol}} {{IPA-en|soʊl, sɔl|}})は、[[分散系]]の一種で、[[液体]]を分散媒とする[[コロイド]]である。分散質は[[固体]]・液体・[[気体]]がありうるが、狭義には固体を分散質とするものに限る<ref>[[岩波書店]]『[[理化学辞典]]』の定義</ref>こともある。また、ゾルを'''コロイド溶液'''とも言うが、真の[[溶液]]ではない。
 
液体分散媒のコロイドであるゾルに対し、固体分散媒の[[コロイド]]を'''[[ソリッドゾル]]'''、気体分散媒のコロイドを'''[[エアロゾル]]'''と言う。また、分散媒自体の物性は液体であっても、分散質のネットワークにより流動性を失い固体のように振舞うコロイドもあり、それらはゾルではなく'''[[ゲル]]'''と呼ばれる(ソリッドゾルをゲルに含めることもある)。
 
ゾルはコロイドなので、分散質粒子はコロイド粒子であり、おおよそ1~数百[[ナノメートル|nm]]サイズである。これより小さいと溶液となり、[[半透膜]]を通過する。これより大きいと[[濾紙]]で濾しとることができる。ゾルはそれらの中間であり、濾紙は通るが半透膜を通らない。ただしこれらの違いは連続的で、厳密に区別できるものではない。