「カリガリ博士」の版間の差分

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→‎本映画の特色: サイレント映画時代に手書きでない字幕などない
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<!--* 本作にインスパイアされた傑作として、[[岡本喜八]]の『殺人狂時代』を忘れてはならないだろう。-->
* 1962年の映画「[[怪人カリガリ博士]]」([[:en:The Cabinet of Caligari]])は、車のタイヤがパンクしたJane Lindstromという女性が博士の屋敷に閉じ込められ、そこからの脱出を試みるが、実は彼女自身が妄想に苛まれた精神病患者であったことが分かるというストーリーで、原作とは基本的には類似した構造だが、別のシナリオになっている。表現主義的な傾向は最後に数分間見られるだけのハリウッド的なスリラー作品である。
* 1979年の、[[バウハウス (バンド)|バウハウス]]の1stシングル"Bela Lugosi's Dead"では、裏ジャケットに本作品のスチール写真が使われている。この楽曲はしばしば、最初のゴシックロックのレコードとされる。
* 1982年の、漫画家[[丸尾末広]]が本作品を基にして独自なアレンジで描いた初期短編「カリガリ博士復活」には、フランシスに代わって少女が登場する。『マンガ宝島』3月号に掲載、同年に単行本『薔薇色ノ怪物』にも収録された。
* 1989年の映画「[[Dr.カリガリ]]」は、カリガリ博士の孫娘が経営する病院を舞台としたシュールかつ猟奇的な作品。書き割りによるセットなど、美術面でも本作品の影響が強く見られる。
* 1990年の映画『[[シザーハンズ]]』の主人公エドワードのメイクや衣装は、本作品に登場する夢遊病患者チェザーレのビジュアルから影響を受けている。
* 1991年の映画「[[ビルとテッドの地獄旅行]]」では、セット美術面での明らかな引用が見られる。
* 1997年、作曲家[[:en:John Moran]]は、本作品を舞台化した。彼の「オペラ」『カリガリ博士』は[[ケンブリッジ (マサチューセッツ州)]]のアメリカン・レパートリー・シアターにて、演出[[:en:Robert McGrath]]により上演された<ref>[http://www.amrep.org/past/caligari/caligari.html Reference]</ref>。
* 1998年のRob Zombie[[ロブ・ゾンビ]]のシングル、"Living Dead Girl"の[[ミュージックビデオ]]は、本作品の中の多くのシーンをほぼ本物と同じように真似ている。
* 1999年の[[レッド・ホット・チリ・ペッパーズ]]のヒット・シングル"Otherside"のミュージックビデオは、本作品に刺激されたものである。
* 2002年の映画[[クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア]]からのカットシングル曲、"Forasaken"のミュージックビデオは、本作品に刺激されたものである。