「ダース」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
鼈甲 (会話 | 投稿記録)
冗長な例示やソース不明の漢字表記を削減
独自研究部分を削除。
31行目:
 
「グロス」も通常は144の倍数、「大グロス」も通常は1728の倍数に用いられるのが通例で、倍数以外には用いないことが多い。例えば、432個を「3グロス」(3'''00'''{{sub|12}})、8640個を「5大グロス」(5'''000'''{{sub|12}})という用法が通例で、270個を「1グロス10ダース6個」(1A6{{sub|12}})、2010個を「1大グロス1グロス11ダース6個」(11B6{{sub|12}})という用法は稀である。144で割り切れて1728で割り切れない数は、2016個が「14グロス」(12'''00'''{{sub|12}})、2592個が「18グロス」(16'''00'''{{sub|12}})というように、「M大グロスMグロス」ではなく「Mグロス」というように用いられる例もある。
 
== 他の個数に対する特徴 ==
{{Seealso|十二進法}}
 
[[12]]は[[10]]よりも約数が多いため、10が持たない利点を持つ。
 
10の[[約数]]は[[1]]、[[2]]、[[5]]、10の計4つしかないため、長方形の箱に、立方体、球、円柱(立てて)のように幅と奥行きの長さが同じ物を入れるときは、
 
○○○○○<br>
○○○○○<br>
 
のように2×5となり細長くなってしまう。
 
12の約数は、1、2、[[3]]、[[4]]、[[6]]、12の計6つであるため、
 
○○○○<br>
○○○○<br>
○○○○<br>
 
のように3×4で正方形に近づけて容れることが可能となり、箱を持ちやすくなる。
 
また、12=3×4ということは、12が「'''[[奇数]]分割も4分割も可能'''」であることを意味する。1年が12ヶ月となった由来は月の満ち欠けに因るが、12ヶ月であることで「上半期」「下半期」のように2分割することも可能で、「四半期」や「[[春夏秋冬]]」のように1年を3ヶ月ごとに4分割することも可能である。
 
10ヶ月では2分割は可能だが、10は3と4で割り切れないので3分割と4分割はできない。なお、10と4の[[最小公倍数]]は[[20]]であり、20も12と同じく「'''奇数分割も4分割も可能'''」(20=[[5]]×4)という利点を持つ。この他に利点が多い数として[[30]]と[[18]]があり、30は[[素数階乗]]で「4分割は不可能だが、'''2でも3でも5でも分割できる'''」(30=2×3×5)という利点、18は「4分割は不可能だが、'''2でも3でも[[9]]でも分割できる'''」(18=2×3×3)という利点を持つ。
 
[[アナログ時計]]の[[60]]個の目盛りは12(ヶ月)と30(日、年)の最小公倍数であるが、1世代30年>1年12ヶ月>1ヶ月30日>1日12分割([[十二支]]、[[十二時辰]]。後に2倍の24で分割)の順で来る12は、「子午卯酉」(しごぼうゆう)というように1日を「真夜中(子)、真昼(午)、夜明け(卯)、日暮れ(酉)」の局面で4分割することも可能であり、3時・9時の列と12時・6時の列を直交できる、判りやすいアナログ時計を可能にしている。
 
==パン屋の1ダース==