「ゴーストライター」の版間の差分

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[[ブログ|ブロガー]]の[[イケダハヤト]]は、世の中にある多くの本と同様に「自分の本は編集者の手が入っており、作品によっては半分近く編集者が書いている」、と開示している。その際に「エンドロールでずらずらと関係者の名前が並ぶ映画やゲーム」のように、「他人の手を借りて制作した場合は、そのことを開示する」というルールを提唱しており、実際に「電子書籍『ブログエイジ』は共著者として編集者」をクレジットしたものの、「紙の本」の業界においては「文化の壁があるようで、実現には至っていません」と述べている<ref>{{Cite web |url=http://www.ikedahayato.com/20140210/3231632.html |title=ゴーストライターがいるのは恥ではない:ぼくの本、半分くらい編集者が書いてますよ |accessdate=2014-02-23}}</ref>。
 
アメリカの出版業界では、スポーツ選手や企業人などの文章の素人が出版する際にはライターやジャーナリストとの共著として発表されることが多い。この場合の共著者とは、クレジットされたゴーストライターであり、文章執筆のすべてを請け負っている<ref>{{Cite web |url=http://karamaru.com/2013/10/post-950.html|title=プロのブックライターが大勢生まれると、どんなにいいことが起きるか。 |accessdate=2014-02-23}}</ref>。しかし、クレジットされるからと言って問題がまったくないというわけではない。アメリカで2006年に出版された『スリー・カップス・オブ・ティー』は、登山家から慈善活動家に転身したグレッグ・モーテンソンの自伝として売り出された。この本は、発売後4年(220週)もの間、「ニューヨーク・タイムス」紙のベストセラー(ノンフィクション部門)ランキングに載り続けたベストセラーであり、世界39カ国で翻訳、販売され、総計400万部以上を売り上げた。続編もベストセラーとなった。この2冊の共著者はデビッド・オリバー・レーリンというジャーナリストで、執筆にあたってモーテンソンの協力がなかなか得られなかったために想像によって自伝のエピソードを大きく補ったという。本がベストセラーになって注目を浴びたために、モーテンソンの慈善事業に集まった寄付金のうち7〜23億円が行方不明になっていることや、内容に虚偽のエピソードが含まれていることに対して批判が巻き起こった。モーテンソンは慈善活動にいっそう力をいれることで償うと謝罪したが、レーリンは批判キャンペーンが展開された翌年の2012年に、罪悪感やライターとしての将来への悲観から49歳で自殺した<ref>[http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39962{{Cite news |和書|title=でっちあげ冒険譚でヒーローになったアメリカの「偽ベートーベン」大ベストセラーの“黒子”ライターは自殺 |newspaper=[[日本ビジネスプレス|JBpress(日本ビジネスプレス)]] |date=2014-02-19 |author=石 紀美子 |url=https://web.archive.org/web/20140227174853/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39962 |accessdate=2020-01-07 |quote=全4ページ構成。記事全文は現在[[インターネットアーカイブ]]内に残存(→[https://web.archive.org/web/20140306021611/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39962?page=2 P2]・[https://web.archive.org/web/20140306033940/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39962?page=3 P3]・[https://web.archive.org/web/20140306030325/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39962?page=4 P4])}}</ref>。
 
日本では、1973年に出版された[[糸山英太郎]]議員の自伝・『太陽への挑戦』(双葉社)について、ゴーストライターの[[豊田行二]]が翌年に『小説・糸山英太郎 太陽への挑戦者』を『[[オール読物]]』(文藝春秋)に発表して代筆を暴露するという事件があった。元の本は一年半で50万部を売り上げるベストセラーであり、双葉社の怒りは相当なものであった。中堅幹部は、次のように語っている。「『太陽への挑戦』は糸山・豊田・双葉社の三者共犯から生まれた“鬼っ子”なんだからね、三者とも恥ずかしい行為をしているわけなんだよ。だから、それは公けにすべきではなく、棺桶の中まで持って入る“秘密”でなくちゃいけない」<ref>『ゴースト・ライター』エフプロ出版、p.35</ref>。