「電子書籍」の版間の差分

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*1993年6月 - [[アドビシステムズ|Adobe]]社より[[Portable Document Format|PDF]]作成ソフトであるAdobe Acrobat発売。
*1993年11月 - ボイジャー社がエキスパンドブック日本語版を発売。当時はApple社[[Macintosh]]の[[HyperCard]]ベースだった。
*1995年11月 - [[パピレス|フジオンラインシステム]]が、日本初の電子書籍ストア「[[電子書店パピレス]]」を開始<ref>{{Cite web|url=https://www.papy.co.jp/info/index.php?page=/com_info_2.htm|title=沿革|publisher= 株式会社[[パピレス]]|accessdate=2017年11月24日}}</ref>。
*1995年 - ボイジャー社よりエキスパンドブック・ツールキットⅡ発売。当初はMacintoshのみだったが、後にWindowsに対応した。
*1995年12月 - 新潮社よりCD-ROM版『[[新潮文庫の100冊]]』発売。エキスパンドブックを採用。
*1998年11月 - 米国NuvoMediaが電子書籍リーダーRocket eBookを発売。
*1999年11月 - 電子書籍コンソーシアムが[[通信衛星]]を利用して電子書籍を配信するブックオンデマンドシステム総合実証実験を開始。
*1999年12月 - [[光文社]]、[[講談社]]、[[角川書店]]、[[集英社]]、[[新潮社]]、[[中央公論新社]]、[[徳間書店]]、[[文藝春秋]]の出版社8社が共同で出版社の権利保護(直交渉阻止)を目的として電子文庫出版社会を発足<ref>{{Cite web|url=https://lib.kobe-u.ac.jp/AULH/katsudo/25/kenkyu/ushiguchi.pdf|title=電子書籍サービスの課題と展望|publisher= [[紀伊國屋書店]]|accessdate=2017年11月24日}}</ref>。
 
=== 2000年代 ===
*2016年8月 - [[Amazon.co.jp]]が、電子書籍読み放題サービス『Kindle Unlimited』日本版を開始。
*2017年3月 - [[メディアドゥ]](現:[[メディアドゥホールディングス]])が、[[産業革新機構]]から[[出版デジタル機構]]の株式を取得し、子会社化。
*2018年4月 - [[アムタス]]、[[イーブックイニシアティブジャパン]]、[[NTTソルマーレ]]、[[パピレス]]、[[ビーグリー]]が発起人となり、日本電子書店連合を発足<ref>{{Cite web|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000022277.html|title=電子書店5社が発起人となり、「日本電子書店連合」を発足|publisher=PR TIMES|accessdate=2018年04月29日}}</ref>。
== 電子書籍フォーマット ==
=== 主要な電子書籍フォーマット ===
==== 図書館向けサービス ====
公立図書館では、2002年北海道[[岩見沢市立図書館]]が電子書籍の閲覧サービスを始めたが、需要が少なかったため、書店の指定した2カ月の無償での試行の後、取り止めとなった。
[[大学図書館]]では、[[紀伊國屋書店]]が手がける[[OCLC]](後にEBSCO Publishingに運営移管<ref name="NL-topics">[https://web.archive.org/web/20110203013154/http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/netlibrary/topics.htm#20100318 後にEBSCONetLibrary_Topics] Publishingへ- 紀伊國屋書店 BookWeb Pro 《2020年01月10日閲覧;2011年2月3日付けで[[インターネットアーカイブ]]内に保存済み》</ref><ref>{{Cite press release |title=NetLibrary 事業会社変更に関するお知らせ |publisher=紀伊國屋書店 |date=2010-03-18 |url=https://web.archive.org/web/20130717191154/http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/netlibrary/netlibrary_ebsco.pdf |format=PDF |accessdate=2020-01-10 |quote=現在はインターネットアーカイブ内に残存}}</ref>の学術教養系和書・洋書の電子書籍配信サービス、[https://web.archive.org/web/20101219033528/http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/netlibrary/netlibrary_ebook.htm ネットライブラリー(NetLibrary)]が、早くから普及している。特に2009年10月、[[凸版印刷]]と[[紀伊國屋書店]]の協業<ref name="NL-topics" />[http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/netlibrary/topics.htm#20091001<ref>{{Cite press release |title=紀伊國屋書店、凸版印刷が図書館向け電子書籍配信サービス「NetLibrary」における協業で合意、出版社向け新ビジネスモデルを構築] |publisher=紀伊國屋書店 |date=2009-10-01 |url=https://web.archive.org/web/20110206031459/http://www.kinokuniya.co.jp/release/netlibrary091001.pdf |format=PDF |accessdate=2020-01-10 |quote=現在はインターネットアーカイブ内に残存}}</ref>後、学術教養系和書電子書籍のコンテンツ数が増えている。
;図書館向け図書館利用者への電子書籍貸出サービス
:[[図書館流通センター]]の「TRC-DL」、[[楽天]]グループのOverDrive社と[[メディアドゥ]]の「OverDrive Japan」などが提供。
 
=== 事業者側による電子書籍削除 ===
紙の出版物とことなり、代金支払後であってもサービス提供元の都合等により一方的に電子書籍が削除され、利用できなくなることがある<ref>[http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1209/26/news069.html 楽天の電子書籍サービス「Raboo」が終了へ]ITmedia 2012年9月26日</ref><ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1401/06/news054.html ローソンの電子書籍サービス「エルパカBOOKS」終了 購入代金相当のポイント返金]ITmedia 2014年1月6日</ref><ref>[http://www.asahi.com/articles/ASG1Q5WS1G1QUCVL00Y.html{{Cite news |和書|title=買ったはずの蔵書が消える  電子書籍、企業撤退相次ぎ] |newspaper=[[朝日新聞]] |date=2014年1月-01-30 |url=https://web.archive.org/web/20140130155739/http://www.asahi.com/articles/ASG1Q5WS1G1QUCVL00Y.html |accessdate=2020-01-10 |quote=会員限定記事。記事冒頭の一部のみ公開。現在はインターネットアーカイブ内に残存}}</ref><ref>[http://www.nttsolmare.com/service/chikyu_e.html 地球書店のサービス終了とコミックシーモアポイント進呈のお知らせ] [http://web.archive.org/web/20140310032442/http://www.nttsolmare.com/service/chikyu_e.html] NTTソルマーレ 2014年1月31日</ref>。
 
{{See also|Kindle#トラブルと批判|デジタル著作権管理#DRMへの批判}}
*海賊版電子書籍の販売<ref>{{Cite web|url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/24/news097.html|title=漫画だけではない、Kindle“海賊出版”の実態 Amazonの審査体制に「漫画村プロと変わらない」と批判も|publisher=アイティメディア株式会社|accessdate=2018年04月29日}}</ref>
*同人誌の海賊版販売<ref>{{Cite web|url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1401/16/news137.html|title=Kindleストアでもし自分の同人誌が「無断」で売られていたら……? どうしたらいいかAmazonに聞いてみた|publisher=アイティメディア株式会社|accessdate=2017年11月30日}}</ref>
*流出した個人情報で電子書籍として販売<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22988140R01C17A1000000/|title=GMOインターネット漏洩情報 電子書籍で一時販売 |publisher=[[日本経済新聞]]|accessdate=2017年11月30日}}</ref>
 
=== 著作権保護と可搬性 ===
紙の出版物をデジタル情報化すれば、なんらかの複製制御の仕組みを配布方法や再生機器内に備えないと、デジタル情報は容易に複製物が作られるようになり、[[Peer to Peer|P2P]]型共有ソフトなどの違法な情報複製によって本来の著作物の販売が阻害されるなど著作権者の権利が侵害される可能性が高い。これを避けるために、電子書籍では当初からオンラインによる認証機能を設けたり、ダウンロードした端末以外で閲覧できないようにするといったハードウェア・キーを導入したりすることで、広範な複製は行なわれないようになっている。著作権者の権利はこれでほとんど保護されるが、利用者にとっては購入したコンテンツが特定の機器に縛られて可搬性が制限されたり、閲覧キーが損壊してしまえばまったく再生できず最悪では再購入する以外に手段がないなど、利便性が大きく失われることになる。これらが電子書籍の普及を阻害する一要因になっているとの指摘もある<ref>{{Cite news |和書|title=ネットユーザー 電子書籍を利用しない理由は? |newspaper=[[R25 (雑誌)|web_R25]] |date=2011-09-29 |url=https://web.archive.org/web/20120306031411/http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20110929-00021580-r25 WEB|accessdate=2020-01-10 R25「|quote=現在はインターネットザー 電子書籍を利用しない理由は?」カイブ内に残存}}</ref>。2010年には[[App Store]]で紙の出版物をスキャンした電子書籍の海賊版が多数見つかり、問題となった<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/14/news073.html 電子書籍の海賊版「Appleに重大な責任」「それ自体違法」 出版4団体が強く抗議]</ref>。2010年には、不足する電子書籍を利用者が手元の書籍等をスキャンして自ら電子情報化する「[[自炊_(電子書籍)|自炊]]」という作業が顕在化したが、その手法の派生として専門業者が登場し、スキャンデータの不法なコピーが流通する危険性に加えて、自炊作業によって本来は破棄される裁断済みの書籍束が他者のスキャンに幾度も利用されかねないという別の著作権侵害の問題を引き起こすと危惧されている<ref>[http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101228/etc_jisui2.html 「自炊の森」はシステム変更へ、プレオープンは休止、権利者への配慮を模索?] - PC-watch impress</ref>。
 
=== 電子化権利問題 ===
電子書籍が流通すれば電子書籍出版社が直接著作者から出版権を購入し販売することになる。そうなれば出版社や書店は大打撃を受けると予想されている。
 
日本国内の大手出版社は[[2010年]]2月に[[日本電子書籍出版社協会]]を発足させAmazonなど大手ネット書店に対抗している<ref>[http://book.asahi.com/{{Cite news/TKY201001120503.html |和書|title=電子書籍化へ出版社が大同団結  国内市場の主導権狙い] |newspaper=朝日新聞 |date=2010-01-13 |author=西秀治 |url=https://web.archive.org/web/20100115234822/http://book.asahi.com/news/TKY201001120503.html |accessdate=2020-01-10 |quote=現在はインターネットアーカイブ内に残存}}</ref>。
 
== 主な業界団体 ==