「イツパパロトル」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
アステカ神話の女神
 
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m bot: 解消済み仮リンクツィツィミメを内部リンクに置き換えます
10行目:
イツパパロトルはまた戦いの女神でもある。[[メソアメリカ]]においては、チョウや[[ガ]]が火の中に飛びこむ習性を自己犠牲の英雄的行為と考えられており、またチョウ自身が炎の象徴ともされた。戦士たちは戦闘時にチョウの図像を身につけていた。死んだ戦士の霊魂は、チョウやその他の飛ぶ生き物になって太陽の楽園に住むと考えられていた<ref>Taube (2001) pp.107-109</ref>。
 
[[アステカ暦]]では[[トナルポワリ]]の20の日付の名前のうちコンドル(コスカクァウトリ)を支配し、また1の家の[[トレセーナ]]を司る。1の家はまた[[西]]に配当され、出産で死んだ女性の悪魔化した存在である[[シワテテオ]]のひとりに捧げられている。また[[日食]]時に人間を食らう{{仮リンク|[[ツィツィミメ|en|Tzitzimitl}}]]とも同一視される<ref name="gods"/>。
 
[[古典期]][[サポテカ]]の陶製の[[骨壺]]に描かれている女神2Jはイツパパロトルの原型かもしれない。頭が[[髑髏]]で石刀の刃がついたチョウの羽根が生えている図像は[[後古典期]]早期の[[トゥーラ・シココティトラン|トゥーラ]]に最初に出現する<ref name="gods"/>。