「南沙諸島海域における中華人民共和国の人工島建設」の版間の差分

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2014年8月、フィリピンが、中国に対して南沙諸島問題の平和的解決を目指す「南シナ海行動宣言」に違反していると抗議<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM10H04_Q4A810C1000000/|title=南シナ海「深刻な懸念」 ASEAN外相会議声明|date=2014-08-10|newspaper=日本経済新聞電子版|publisher=日本経済新聞社|accessdate=2016-11-28}}</ref>。埋め立てられたジョンソン南礁について[[ベトナム]]からは[[島#定義|島]]ではないと指摘されており、[[潮汐#主要な周期|高潮]]時にすべてが海面下に没する[[岩礁]]ならば国際法では埋め立てをしても[[領海]]や[[排他的経済水域]] (EEZ) の根拠となる島とは認められない。中国は同様の工事を複数の岩礁で進めていた<ref>[http://www.sankei.com/column/news/140910/clm1409100003-n1.html 【主張】南沙埋め立て 中国の暴挙を放置するな] 産経ニュース(産経新聞社)(2014年9月10日)</ref>。
 
2014年11月24日、[[ファイアリー・クロス礁]](永暑礁)に滑走路などを備えた人工島を建設していることを認めたうえで、[[中国人民解放軍]]の[[羅援]][[少将]]が「正当な行為だ」と述べて[[アメリカ合衆国|アメリカ]]に反論し、この問題にアメリカは口出しすべきでないとした。その前週に[[イギリス]]の国際軍事専門誌『[[ジェーン・ディフェンス・ウィークリー|IHSジェーンズ・ディフェンス]] (IHS Jane's Defence)』が同礁での人工島造成の記事を掲載した<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H3A_S4A121C1000000/ |title=中国、南沙諸島で滑走路か 専門誌が画像公開|date=2014-11-22|newspaper=日本経済新聞電子版|publisher=日本経済新聞社|accessdate=2016-11-28}}</ref>の受けてアメリカは、中国に埋め立ての中止を求めるとともに、関係各国に同様の行為を行わないように促していた<ref name="afp141124">[http://www.afpbb.com/articles/-/3032547 南沙諸島での滑走路建設、「正当」と中国将軍] AFPBB News([[フランス通信社|AFP]])(2014年11月24日)</ref>。また同少将は、フィリピン、[[マレーシア]]、ベトナムも既に岩礁に軍事施設を建設済みであり、中国は[[国際社会]]の圧力に耐えて建設を続行するとも述べた<ref name="afp141124" />。同24日には[[中華人民共和国外交部]](以下、中国外交部)の[[華春瑩]]副報道局長{{Refnest|group="注"|2019年7月、報道局長に昇格<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190723&ng=DGKKZO47626980S9A720C1FF2000|title=中国報道局長に華春瑩氏昇格|date=2019-07-23|accessdate=2019-07-23|newspaper=日本経済新聞電子版|publisher=日本経済新聞社}}同日付朝刊国際2面。</ref>。}}も記者会見で、中国が永暑礁周辺を埋め立て、滑走路を建設していることを事実上認めている<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM24H3V_U4A121C1FF8000/ |title=南沙諸島の滑走路建設、中国が認める|date=2014-11-22|newspaper=日本経済新聞電子版|publisher=日本経済新聞社|accessdate=2016-11-28}}</ref>。
 
== 2015年の動向 ==