「テレビン油」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Thijs!bot (会話 | 投稿記録)
m robot Adding: sv:Terpentin
編集の要約なし
1行目:
'''テレン油'''(—ゆ 英語名 turpentine )は[[マツ科]]の樹木のチップ、あるいはそれらの樹木から得られた[[松脂]]を[[水蒸気蒸留]]することによって得られる[[精油]]のことである。
 
==分類==
テレン油は製法によっていくつかに分類されている。
*ガムテレン油:松脂の水蒸気蒸留によって得られたもの
*ウッドテレン油:マツ科の樹木のチップを水蒸気蒸留あるいは[[乾留]]することで得られたもの
*硫酸テレン油:硫酸塩パルプ製造時にチップを加熱処理した時に留出して得られたもの
*亜硫酸テレン油:亜硫酸パルプ製造時にチップを加熱処理した時に留出して得られたもの
 
品質的にはガムテレン油が最上とされているが、生産量が多いのは硫酸テレビン油である。
 
元々は地中海に生えるピスタチオの仲間、Pistacia terebinthusの樹液を指していた。現在ではこれを松科のしょくぶつから採取するものと区別するために、サイプリアン・ターペンタイン等と呼ぶ。
 
==性状・成分==
ほぼ無色から淡黄色の液体で亜硫酸テレン油以外は主にα-ピネンとβ-ピネンを成分とする。
この2つの成分の比率や[[光学純度]]は原木の種類によって違いがある。
亜硫酸テレン油は他のテレン油と異なりp-シメンを主成分としている。
空気中で徐々に[[酸化]]されて粘性が高くなり、やがて樹脂状となる。
 
20 ⟶ 22行目:
また[[化学工業]]においてはリナロールなど他の[[モノテルペン]]化合物の原料として使用されている。
 
[[美術]]の分野では、[[油絵の具]]・画用液の薄め液としてよく用いられる。
 
== 関連リンク ==
*[[精油]]
 
[[Category:有機化合物|てれんゆ]]
 
{{sci-stub}}