「仮面ライダードライブ」の版間の差分

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うつみ (会話 | 投稿記録)
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=== 仮面ライダーの変身者 ===
; {{読み仮名|泊 進ノ介|とまり しんのすけ}} / 仮面ライダードライブ
: 本作品の主人公。特状課巡査。身長185cm。左利き。23歳→24歳{{efn|第11話にて誕生日を迎える。}}。誕生日[[12月24日]]なのだが、そのせいあるため[[クリスマス・イヴ|クリスマス]]と誕生日のプレゼントを一つに纏められてしまうので本人るこしては不満であに思っている。[[ABO式血液型|血液型]]はO型。一人称は「俺」。フリーズロイミュードの「氷の針」が効かない特異体質と強い意志力を持つ。
: ドライブの武器を外見だけで「ハンドル剣」「ドア銃」など(両者とも後述を参照)と名づけるほどネーミングセンスが悪く、ベルトさんからは呆れられている。大の自動車マニアで、プライベートの愛車は[[日産・GT-R]]、オフィスの机の上を自動車の置物で飾り、多くの決め台詞にも自動車に関する単語を織りまぜている。特状課の面々によると[[飴]]{{efn|劇中オリジナル商品である「ひとやすみるく」を特に好んでいる。}}が好物であるらしい
: 警察官の父親・'''{{読み仮名|泊 英介|とまり えいすけ}}'''に影響され、殉職した彼の後を継いで警察官になった。かつては[[特殊捜査班|特殊班]]のエリート刑事だったが、事件の捜査中に重加速の影響による誤射により同僚の刑事で相棒だった早瀬を再起不能にしてしまい、島流しの形で特状課に転属された。以後はその事件のトラウマもあいまって仕事への情熱を失い、隙あらばひなたぼっこなどに興じてサボりを決め込む問題刑事になっていたが、一旦「エンジンがかかれば」熱血漢としての一面を見せる。
: 「考えるのはやめた」というセリフが口癖だが、サボっている時とエンジンがかかっている時では意味合いが異なり、サボっている時は単なる面倒臭さから、ロイミュードに立ち向かう際は自らを奮い立たせるために発する。やる気を出したときや本気になったときは緩んだネクタイを締め直し、捜査の末に事件の真相に辿り着いた際には「脳細胞がトップギアだぜ!」という決め台詞と共に事態収束に向けて動き出す。事件の整理や推理を行う際には、彼の周囲を事件に関する複数のビジョンが浮かんで公転し{{efn|ただ、第12話では剛に途中で推理を遮られ、止まった写真を柄杓で叩き落とされ、それを進ノ介が拾っていた。}}、整理・推理が完了すると「繋がった」と呟く。
: 2014年8月に特状課に配属され<ref name="全史">{{Harvnb|大森敬仁|2016|pp=282-303|loc=「公式『仮面ライダードライブ』全史」}}</ref>、トライドロンとドライブドライバー(ベルトさん)を何らかの理由{{efn|ベルトさん自身は進ノ介について「超人」という表現をしている。}}で与えられ、配属後に起きた殺人未遂事件で犯人と目されるロイミュードに遭遇したことを機に、初めてドライブへと変身した。
: 霧子に対しては、彼女のバディ(相棒)としての腕前を認める一方で、普段の彼女の言動については「小うるさい暴力女」という印象を持っていたため、当初は彼女を「異性」としては認識していなかった。その後、第43話でチェイスから「お前は霧子を愛しているのか?」と尋ねられたことがきっかけで、内心では自分が霧子に惚れていたことに気づく。
: 霧子の弟でありもう一人の仮面ライダーである剛に対しては、当初はそのトラブルメーカーな性格に振り回されていたが、自ら無茶をしがちな彼の「ブレーキ」になることを宣言し、良い兄貴分となっている。剛からは霧子との関係の邪推を含めて「進兄さん」と呼ばれている。
: 父・英介の殉職事件が与えた影響は大きく、真相を知ろうとして焦るあまりロイミュードが標的としていた人物の警護を疎かにしてしまい、チェイスから「人間を守るのが、仮面ライダーの使命ではないのか?」と一喝されることもあった。
: 超進化態に生まれ変わったフリーズロイミュードの放った光弾を受け、一度は殉職してしまうが、ベルトさんが生命維持装置のような役割になっていたため細胞の死を免れており、りんなが開発したシフトトライドロンを使い、霧子の命がけの行動もあって蘇生。フリーズロイミュードを撃破し、後に泊英介殺しの真犯人である仁良を逮捕、因縁に終止符を打った。
: ゴルドドライブらとの最終決戦では、ハート・メディックと共にゴルドドライブらによって占拠された特防センタービルに潜入する、シグマサーキュラーの攻撃で重傷を負う。だが、メディックの捨て身の治癒で再び力を取り戻し、ハートと共にシグマサーキュラーを破壊。その直後、敢えて生身の体でハートと最後の一騎討ちを行い、彼の消滅を敬礼をもって見送った。そして、ベルトさんとの別れの時、ホログラムで出現したクリム・スタインベルトにシフトブレスを手渡して別れを告げる
: その数日後、自身と早瀬にとって因縁の相手であるテロ組織ネオシェードが{{読み仮名|眼魂|アイコン}}と呼ばれるアイテムを研究所から盗み出した事件の捜査にあたるが、ベルトさんがいなくなったことに対する喪失感から、時折ベルトさんの幻覚を見るようになる。しかし、そんな進ノ介の心境を察した追田の励ましを受けて不安を拭い去り、「たとえ変身できなくても、ベルトさんがいなくても、俺は刑事で仮面ライダーだ!!」と決意を新たにし、ネオシェードとの戦いに決着をつけた。
: ネオシェードの事件が終わった後、巡査部長に昇進し、警視庁捜査一課に転属。英介と同じくエースとして長きに渡り活躍する。霧子とバディとして共に行動していき、後に結婚する。
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; {{読み仮名|詩島 剛|しじま ごう}} / 仮面ライダーマッハ
: アメリカから帰国した、カメラマンを生業とする青年で詩島霧子の弟。19歳。一人称は「俺」。
: アメリカ在住時に、マッハの開発者であるハーレー・ヘンドリクソン博士に適格者として選ばれ、彼の下で訓練を受けていたが、訓練を途中放棄して無断で日本に帰国{{efn|これは、自身の父親である蛮野天十郎博士が多くの人命を奪ったロイミュードの生みの親である事実を知り、その事実を霧子に知られる前にロイミュードを根絶するためである。}}{{efn|シーカーロイミュードの事件においては、シーカーロイミュードの能力により自身の「負の感情(ロイミュードに対する憎しみ)」を増幅されて暴走し、シーカーロイミュードの正体である相馬頼子(西堀令子)やチェイスを殺そうとした。}}、ドライブと共にロイミュードと戦うこととなる。
: テンションが高く派手なパフォーマンスを披露しながらその場に登場するなど自意識過剰な面が目立つが、姉の霧子には「たった一人の大切な家族だから」と真摯に親愛の情を見せる。バク転や逆立ちなど生身での高い身体能力と、警察官顔負けの捜査能力や推理力を併せ持つ。特状課の管轄にも、一般人としてのフットワークの軽さを生かし、別の観点から事件解決に協力することも多い。
: 初対面時は進ノ介のことを「エンジンがかかるのが遅すぎる」と見下したような態度をとっていたが、後に彼の洞察力や行動力に感慨を抱き和解、兄貴分として慕うようになる。また、本気か冗談かは不明だが、姉の霧子と男女の仲的な意味でいい関係だと評して「進兄さん(または進兄ちゃん)」と呼んでいる。
: ロイミュードを強く敵対視しており、人間の敵であるロイミュードは全て倒すべきだという持論を持っている{{efn|13話ではロイミュードの手口を探るために自ら重加速を起こし、進ノ介と衝突した。}}過去にプロトドライブとして霧子の命を救ったチェイスに対しても持論を曲げていなかった{{efn|その一方でメディックによる洗脳が解けたれま自身卑劣遺恨や父の事もあって素直行い態度を取れず驚愕したおり、「俺とお前は『ダェイスを眼前にした際には若干なれない動揺を見せ、彼か?」の決着を因縁のあるドライブいう質問譲ったり、彼の遺たライドチェイサーをても「俺が乗は人間でお前はロイミュードだ、なれる雰囲気じゃわけがない」と突き放て搭乗たような答え躊躇う返したこいった部分持ち合わせてい。}}。しかし、進ノ介の殉職に際し「誰かを守ろうとする仮面ライダーの信念」を認められ、特状課に顔を出せなかった時期に行動を共にすることも多かったからか徐々に態度は軟化させている。また、人の心を理解したロイミュードやチェイスの処遇を進ノ介に任せるなど、彼との考えの違いには一定の理解を示している節も見せる。
: 自分とドライブの力の差が開き始めたことに焦ることもあったが、剛の様子がおかしいことに気づいた霧子に、幼少期と変わらず「剛のことを誰よりも信じている」との言葉をかけられ、再び自信を取り戻し、焦っていた自身を戒め「自分は既に強い」と自信を持つことにより、デッドヒートのデッドゾーンを完全制御することに成功した。
: 進ノ介が市民の眼前でドライブに変身した戦闘の終了後、自身も変身を解くことでマッハとしての正体を明らかにしている。
: ブレンの持つタブレットに蛮野博士の意識が記録されていることを教えられた際に、それを奪えばロイミュードを倒すヒントが得られると考え、フリーズに洗脳されたフリをしてロイミュード一派に加わる。その際には「ミスターX」として密かに特状課に情報を送ったりもしていた。その後、フリーズとチェイスが戦った際に、隙を見てブレンからタブレットを奪い取りチェイスとともにその場を離脱。霧子に今まで操られたふりをして騙していたことと進ノ介を見殺しにしたことを謝罪し、蛮野博士から提示された進ノ介の蘇生方法を伝えている。
: しかしドライブと共にハートと交戦する中、蛮野が操るライドブースターレッドの襲撃を受け、ハートから父・蛮野の過去と本性を聞かされ、自身も蛮野にとっては道具でしかなかったと気づき愕然とする。その後、「人間を脅かす悪は、たとえそれが父親であっても倒す」と決意を新たにした。
: トルネードの一件第40話までは普通二輪の免許しか持っていなかったが、チェイスが特例四輪免許取得のため教習中であることを知り、彼への対抗意識から自らも教習を受け、トルネードの件が片付いた後に特例四輪免許を取得した。彼を信頼はしていたものの、これまでの遺恨や父の事もあって素直な態度を取れずにおり、「俺とお前は『ダチ』にはなれないのか?」という質問に対しても「俺は人間でお前はロイミュードだ、なれるわけがない」と突き放したような答えを返してしまっていた。
: 最終決戦では蛮野の手からメディックを救うべく捨て身の行動を取ったブレンの最期を目の当たりにし「俺はロイミュードに同情なんかしない、そう思っていたけど、今は超アタマに来ているんだ!」と激昂し、004の自爆からハートとメディックをも守るなど、心情の変化が見られた。しかしその後自らを守るために深手を負いながらも特防センタービルでのゴルドドライブとの決戦最後の力を振り絞っおい自爆攻撃する間際のチェイスから、彼の持っていたシグナルチェイサーと運転免許証を託される。チェイス、彼自爆攻撃を目の当たりにする。彼の死後、チェイスに対して素直になれなかった自分自身を悔やみながら、力を振り絞ってマッハに再び変身した後、チェイスが遺したシグナルチェイサーを使い'''仮面ライダーチェイサーマッハ'''に変身し、死闘の末にゴルドドライブを撃破する(ライダーキック同士のぶつかり合いの際に、仮面ライダーチェイサーの幻影が後押しした)。その直後に現場に駆けつけた霧子に「こんなことになるなら、『お前は俺のダチだ』って言えばよかった」と涙ながらに自分の思いを吐露し、チェイスの死を知らせた。そして、ドライバーだけの状態でしぶとく生き残った蛮野を「偉大な私の頭脳をこの世から消してはならない!」という命乞いにも躊躇することなくチェイスの忘れ形見であるシンゴウアックスで一刀両断して完全に消滅させ、その際に「さよなら、父さん」とこぼした。
: ロイミュードとの戦いが終わった後、迎えに来たハーレー博士と共に旅をしながら亡きチェイスの魂を探して、世界中を放浪している。また、行った先々で発表した写真が話題となり、幻のカメラマンとして世界中で有名になる。チェイスから託されたシグナルチェイサーと運転免許証は封印せずに持ち歩いている。
: 名前は『[[仮面ライダー]]』で[[一文字隼人]] / 仮面ライダー2号を演じた[[佐々木剛]]や『[[マッハGoGoGo]]』の三船剛に由来する。また進ノ介と同様に「静寂(しじま)」から「GO」という静から動への変化といった意味もかけている<ref name="THM51">{{Harvnb|東映HM51|2015|p=86|loc=「仮面ライダードライブ 脚本家対談 三条陸×長谷川圭一」}}</ref>。性格も一文字隼人のような陽気で頼もしいイメージが取り入れられている<ref name="宇147三条" />。
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: 再洗脳後は人間である霧子にも躊躇なく銃を向ける殺し屋と化し、プロトドライブとしての意識を取り戻させようとする進ノ介の訴えにも耳を貸すことなく躊躇なく襲い掛かるようになる{{efn|しかし、メディックによるプログラムの改竄のためロイミュードを処刑することができなくなり、本来の「死神」としての任を果たすことはできなくなった。}}。
: 5カ所同時殺人事件ではメディックの強化改造により「超重加速」を引き起こす能力を得て、ドライブをおびき寄せるためだけに無関係な人々を襲うが、その姿を見て迷いを振り切ったドライブとの決戦で敗れ去った。
: そのままコアも消滅したと思われていたが、雨の降る夜に深手を負って倒れているところを霧子に発見され、とあるビルで霧子によりマッドドクターを使った治療を受け意識を取り戻す。この時点でメディックによる破壊衝動を伴った洗脳は解けており、霧子が自身を救ってくれたことや彼女が今でもプロトドライブであった頃の自分に戻ってくれると信じていることなどを知り動揺。霧子がその部屋に飾っていた花を手に行方をくらました。
: その後、人間とロイミュードの狭間で自身の行くべき道を定められないことで迷い苦しむが、ソードロイミュードに襲われた霧子を救出し「人間を救うのは自分の本能なのかもしれない」と自問自答し、もう一度やり直すことを決意。りんなが開発したマッハドライバー炎とシグナルチェイサーを用いて'''仮面ライダーチェイサー'''に変身し、ソードロイミュードを撃破する。
: 仮面ライダーチェイサーに変身して以降は、特状課に顔を出したり、単独で事件関係者との接触を図るなど、進ノ介らの調査に積極的に協力しているが、その一方で「誰にも聞かれなかったから」という理由で、001(フリーズ)の能力の詳細を話さなかったりするなど、やや不器用な一面がある。しかし、進ノ介・剛・霧子の言動から「家族は大切なものだから、それが関わると、心が乱れてしまう」ということを学び、また彼らを気遣い守ろうという思いを強くしていく。
: 超進化態へと進化したフリーズロイミュードの攻撃で進ノ介が殉職した際には、自責の念に駆られる剛に「『人々を守るために命を懸けて戦う仮面ライダー』として、己の信じる道を貫け」と叱咤激励をし、剛と霧子が立ち直るきっかけを作った。この頃から剛はわずかながらチェイスに対する態度を軟化させ、馴れ合いを嫌いながらも信頼はするようになる。しかし、剛の口から明確に友達だと言われることはなかった。
: トルネードの一件第40話で特例四輪免許<ref name="全史" />取得のため教習中であることが明らかになり、解決前に無事に免許を取得した{{efn|運転免許証の写真は笑顔であり、これはYouTubeの東映映画チャンネルの別バージョンの『ドライバーズライセンスで 何が 手に入るのか』では「笑えと言われたからだ」とのことである。}}。エンジェルの一件で「恋人」の存在を学び、その影響か霧子に対する恋愛感情の芽生えを自覚することになる{{efn|第43話では進ノ介に「霧子を愛しているのか?」と率直に尋ねたり、霧子の弟である剛に「俺は霧子を愛しているようだ」と話したりしている。}}が、進ノ介と霧子が互いに思いを寄せていることを知ったことで初めて「失恋」を経験し涙を流すが、その一方で「この痛みがむしろ誇らしい。人間に近づけた気がする」と喜びを感じていた。
: 最終決戦で剛と共にゴルドドライブに立ち向かうもその力に圧倒され、マッハドライバー炎も破壊された中で再び魔進チェイサーに変身し、剛を庇う形で深手を負う。もはや変身もかなわなくなったチェイスは「俺とお前はダチではないが、持っていてくれ。人間が俺にくれた宝物だ」と、剛にシグナルチェイサーと運転免許証を託す。そして「霧子が愛する者たちを守れるなら本望だ」と剛に最後の言葉を伝えると残された力を振り絞って生身でゴルドドライブを巻き添えに自爆し、今度こそコアが砕け散った。
: 死後、剛の手でゴルドドライブとの戦いに決着がついた後、彼のもとに辿り着いた霧子からの連絡で進ノ介を通してハートとメディックにもチェイスの死が伝えられる。その際にハートからは「敵としても味方としても尊敬できる戦士だった」と評され、メディックは「あなたにも酷いことをしてしまった」と心の中で彼に詫びた。
: 三条はチェイスの立ち位置を[[沖田総司]]または[[斎藤一]]に例えている<ref name="CB0三条" />。