「リンゴ」の版間の差分

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リンゴの果実の表面には薄い皮があり、皮に付着する[[農薬]]等の問題や、食べやすさの点から、皮をむいて食べられることが多いが、皮ごと食されることもある。皮むきには[[ナイフ]]や[[包丁]]のほか、回転式の[[ピーラー|アップルピーラー]]が用いられることもある。また、リンゴを放射状に切り分けるアップルカッターが用いられることもある。味は酸味と甘みが強い。日本におけるリンゴの収穫は品種によるが9月中旬から11月中旬である。各品種とも収穫期間は約1ヵ月程度と短いが、リンゴは高湿度低酸素状態で冷蔵保存することにより長期の貯蔵(およそ9ヶ月間)が可能である。このため、リンゴの出荷は9月 - 翌年7月ごろまで約10ヶ月間行われほぼ一年中食べることができる。
 
皮をむいたリンゴの果実は空気に触れると変色する(褐変、かっぺん)。これはリンゴに含まれる[[ポリフェノール]]が空気中の酸素と結合するために起こる現象である<ref>[https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0108/06.html 農林水産省]消費者のへや>こどもそうだん</ref>。これを防ぐために古くから知られているのが[[塩水]]に晒す方法である。これは[[塩素イオン]]が、ポリフェノールを酸化する際に働く[[酵素]]を阻害する作用を持つことを利用したものである。最も効果的に変色を防ぐにはレモン汁に晒すとよい。レモン汁に含まれる[[ビタミンC]]が酸素と結びつき、ポリフェノールと結合した酸素をも奪うため、変色したリンゴも元の状態へと戻すことができる。
 
生のまま食用にするほか、[[ジュース]]([[リンゴジュース]])や[[アップルパイ]]、[[ジャム]]、[[焼きリンゴ]]、リンゴ酒([[シードル]]、[[カルヴァドス]]など)などにする。リンゴのスライスやプレザーブは製菓・製パン材料ともなる。また、まるごと[[飴]]で覆った[[リンゴ飴]]が、[[縁日]]の[[出店]]などで売られている。[[ドライフルーツ]]にも加工される。また、サイダー(リンゴ酒、[[シードル]])には、サイダー用の[[栽培品種]]があり、サイダーアップル ({{Lang-en-short|[[:en:Cider apple|Cider apple]]}}) と呼ばれている(例:'Kingston Black', 'Stoke Red', and 'Dymock Red')。このほか、りんごを用いた果実酢として[[りんご酢]]がある。