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===第六巻:王の帰還===
一つの指輪を身につけたサムは、キリス・ウンゴルの塔で拷問と死からフロドを救う。フロドとサムはモルドールの不毛の荒野を進み、オークの軍に遭遇するが、オークの服を着て偽装し逃れる。指輪からサウロンの注意をそらそうとするガンダルフの計画は上手く行き、モルドールはほぼ空となり、残りのオークのほとんどはガンダルフとアラゴルンが率いる軍に対峙するために出払っている。厳しく危険な旅の後、フロドとサムは滅びの罅裂にたどり着く。フロドは指輪を滅びの山に投げ込もうとするものの、指輪の力に屈し、指輪を自らのものにしようとする。その時、フロドとサムをつけていた[[ゴクリ]]がフロドを襲い、指を噛みちぎって指輪を奪う。“いとしいしと”を取り戻したゴクリは歓喜するが、バランスを失って指輪と共に裂け目に落ちる。指輪はついに破壊され、[[中つ国]]はサウロンから解放される。滅びの山は爆発し、フロドとサムは溶岩流に囲まれるが、大鷲に助けられる。サウロンの破滅により、黒門からその軍は逃げ去る。サウロンは人間の軍に手を伸ばそうとする大きな影として現れるが、力なく風に吹き飛ばされる。サウロンの配下にいた人間達は降伏し故国にもどることを許される。フロドとサムは溶岩流から救い出され、旅の仲間たちと再会し、イシリンのコルマルレンの野で名誉の礼を受ける。
 
ミナス・ティリスでは、ファラミアとエオウィンが療病院で出会って恋に落ちる。イシルデュアの裔たるアラゴルンはミナス・ティリスの門の外でゴンドール王としての戴冠式に臨み、フロドが古のゴンドールの王冠を運び、ガンダルフがアラゴルンの頭に置く。回復したファラミアはイシリンの太守大公されなり、デネソールの狂気からファラミアを救い出したベレゴンドはファラミアの護衛隊長に任命される。ガンダルフとアラゴルンはゴンドールの高所に行き、〈白き木〉の若木を見つけ、アラゴルンは枯れたミナス・ティリスの〈白き木〉の代わりに植える。間もなく、[[裂け谷]]のエルロンドの娘[[アルウェン]]と、[[ケレボルン]]と[[ガラドリエル]]がミナス・ティリスに到着し、アラゴルンはアルウェンとの婚礼の式を挙げる。別れのあいさつを交わし、[[ホビット]]達もついに[[ホビット庄]]に帰るが、故郷は惨憺たる状況にある。ホビット達は“お頭様”と呼ばれるロソ・サックヴィル=バギンズの圧政に敷かれているが、実は“シャーキー”と呼ばれる陰の存在に操られている。シャーキーは堕落した人間達を使ってホビット庄を完全に制圧し、木を切り倒して庄を工業化している。
 
メリー、ピピン、フロド、そしてサムはいまひとたび行動計画を立てる。ホビット達を立ち上がらせ、水の辺村の戦いで勝ち、庄を解放する。袋小路の入り口でフロドらはシャーキーに会うが、その正体が零落した魔術師のサルマンであることを知る。サルマンは手下の[[蛇の舌]]グリマを冷酷に扱い、グリマはサルマンに飛びかかって首を掻き切る。逃げようとしたグリマはホビットの射手に斃される。サルマンの魂は東方に飛び去り、肉体は骸と化す。やがて庄は元の姿を取り戻す。サルマンに切り倒された木々は、ガラドリエルの贈り物の粉末と種によって復活し、家々は再建され、平和が戻る。サムは長く想っていたロージー・コトンと結婚する。メリーとピピンはそれぞれバック郷とトゥック郷を立派に治める。だが、フロドは魔王に刺され、[[シェロブ]]に毒され、指を失った傷から回復することがない。フロドはガンダルフ、[[ビルボ・バギンズ]]、そしてエルロンドやガラドリエルなど多くのエルフ達と共に西の浄土へと発つ。エルロンドが中つ国から旅立ったことをもって第三紀は終わる。サム、メリー、そしてピピンは、ガンダルフ、ビルボ、フロド、そしてエルフたちが故郷へと旅立つのを見守る。フロドの物をすべて受け継ぎ、サムはフロドの旅立ちを悲しみながら袋小路の家に帰り、ロージーと娘のエラノールに迎えられ、守るべきものがあることに感謝する。