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若木は、『山海経』では大荒北経のほぼ最後(大荒北経は東北から西北にいたる構成)に記載されているが、「日月の入るところ」(日没の地)という表現は、むしろ大荒西経<ref>『山海経 中国古代の神話世界』 高馬三良 訳 [[平凡社]]〈[[平凡社ライブラリー]]〉 1994年 {{ISBN2| 4582760341}} 161-166頁</ref>に必要以上に頻発する。対となる「日月の出るところ」は大荒東経に同様に多用されており、こちらには扶木(扶桑)の記述がある。昆侖(崑崙)や西極についての記述も大荒西経に存在する点からみれば、「西」に位置するものであるといえる。
 
このような若木や扶桑に関する記述から、古代中国では日や月が、水で浴(ゆあみ)をし、巨樹をつたって空をのぼりおりする動きをとるという伝承をもっていたと考えられている。
 
== 脚注 ==