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'''アロディニア'''({{Lang-en-short|allodynia}})とは、通常では[[疼痛]]をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常のことである。'''異痛症'''とも呼ばれる言う
 
== 分類 ==
末梢神経でAδ線維とC線維の疼痛閾値低下による'''静的アロディニア'''と、Aβ線維における伝導路の変異による'''動的アロディニア'''とに分けられる<ref name="all">{{cite web|url=http://www.nanbyo-study.jp/?page_id=1583|title=アロディニア考学|accessdate=2015-09-06}}</ref>。静的アロディニアは軽く圧迫しただけでも痛む場合を指し、障害部位に限局する。動的アロディニアは指でなぞるような刺激で痛みが生じる場合を指し、障害部位に限局せず広範囲である<ref name=Itoh2011>{{cite book|和書|title=図解入門よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ 図解入門-How-nual-: Visual Guide Book|author=伊藤和憲|publisher=秀和システム|year=2011|isbn=4798029467|pages=48-49}}</ref>。なお、{{仮リンク|国際疼痛学会|en|International Association for the Study of Pain}}の分類では、[[痛覚過敏]]とは分けて定義されている。通常痛みと感じない刺激痛みに感じる現象がアロディニアであり、通常痛みと感じる刺激がより強く感じる現象が痛覚過敏である<ref name=Itoh2011/>。
 
== 原因 ==
アロディニアは[[神経因性疼痛]]などの慢性疼痛によく見られ、[[帯状疱疹|帯状疱疹後疼痛]]、[[頭痛|片頭痛]]などの痛みのメカニズムとして注目されている。また[[線維筋痛症]]の痛みとの関連も議論されている。また、抗がん剤治療の副作用、例えば[[ビンクリスチン]]や[[パクリタキセル]]や[[シスプラチン]]などの投与によって、アロディニアを発症する場合があることも知られ分かっている<ref>佐々木淳, 倉石泰、「[https://doi.org/10.1254/fpj.127.151 種々の神経因性疼痛モデル]」『日本薬理学雑誌』 2006年 127巻 3号 p.151-155, {{doi|10.1254/fpj.127.151}}, 日本薬理学会</ref>。
 
== 出典 ==