「サンガスタジアム by KYOCERA」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
22行目:
|取り壊し=
|所有者=京都府<ref name=knp180120/>
|運用者=[[特定目的合同会社]]ビバ&サンガ
|グラウンド=天然芝(120m x 77m)
|ピッチサイズ=
37行目:
'''サンガスタジアム by KYOCERA'''(サンガスタジアム バイ きょうセラ)は、[[京都府]][[亀岡市]]に存在する[[サッカー]]、[[ラグビー]]、[[アメリカンフットボール]]などの専用球技場である。条例上の名称は「'''京都府立京都スタジアム'''」(きょうとふりつきょうとスタジアム)<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/reiki/reiki_honbun/aa30023611.html 京都府立京都スタジアム条例]</ref>。なお、Jリーグでの略称は「'''サンガS'''」。
 
京都府が建設主体となって整備し、フィットネスクラブ・スイミングクラブの経営を手がける株式会社ビバと、Jリーグ・[[京都サンガF.C.]]の運営会社である株式会社京都パープルサンガの2社が設立した[[特定目的合同会社]]ビバ&サンガが[[指定管理者]]として運営を手がける予定となっている<ref name="kyoto-np20190625">{{Cite newsweb|url=https://www.kyotosangastadium-np.coby-kyocera.jp/sports/article/20190625000097greeting|title=京都スタジアム命名権、20億円で京セラに 新名称も発表指定管理者|newspaper=京都新聞公式サイト|date=2019-06-25|accessdate=20192020-061-2631}}</ref>。
 
== 施設 ==
2020年1月11日に竣工した<ref name="kbskyoto20191028"/>。
 
フィールドの広さは南北126m×東西84mであり、建物は鉄筋コンクリート造、鉄骨造で地上4階、高さは27.6m<ref name="PFI2">[http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/documents/pfihoukokusyo.pdf 京都スタジアム(仮称)運営権PFI事業導入可能性調査 報告書]</ref>。[[亀岡駅]]の東側に位置する。
*建築面積 - 約16,000m{{sup|2}}
*延床面積 - 約33,000m{{sup|2}}
*敷地面積 - 約33,140m{{sup|2}}
 
観客席の最前列より2メートル前へ張り出す屋根が特徴で、南サイドスタンドのみガラス屋根となる。ピッチの芝はバミューダグラスのセレブレーション<ref>{{Cite news|title=日陰に強い新品種天然芝、京都スタジアム全面に サンガのホーム|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/81015|newspaper=京都新聞|date=2019-11-22}}</ref>。ピッチとスタンドとは1.2メートルの高低差があり、南北のスタンドの下に通風口がある<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/201902/stadium.html きょうと府民だより2019年2月号]</ref>。映像設備は、縦6.7メートル×横11.5メートルの装置が北東と南西のコーナーに、帯状装置がバックスタンドの1階壁面と南北のサイドスタンド前に設置され、2階のオープンコンコースにディスプレイが並ぶ予定である<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/201907/stadium.html きょうと府民だより2019年7月号]</ref>。スタンドの下に商業店舗(1800m{{sup|2}})、4階にテラス席のあるレストラン(500m{{sup|2}})が予定されている<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/news/documents/11ms.pdf マーケット・サウンディング 別紙1インフォメーションパッケージ(一般公開用)]</ref>。
 
=== クライミングウォールエリア ===
バックスタンドの下に[[フリークライミング|クライミング]]施設(1,100m{{sup|2}})が備わる。屋内施設としては日本で初めて、[[ボルダリング]]、[[フリークライミング#リード種目|リード]]、[[フリークライミング#スピード種目|スピード]]の3種目で[[国際スポーツクライミング連盟|国際]]競技基準を満たす<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/201908/stadium.html きょうと府民だより2019年8月号]</ref>。
*リードウォール - 幅19.8メートル×高さ16.5メートル
*スピードウォール - 幅6メートル×高さ15.8メートル(2レーン)
*スピード練習ウオール(スピードウオールを4分割した個別練習ウオール)
*ボルダリングウォール - 幅27メートル×高さ4.8メートル
*キッズウォール - 幅14メートル×高さ3.2メートル
 
== 経過 ==
64 ⟶ 46行目:
 
=== 京都府内の球技場建設計画 ===
[[ファイル:Nishikyogoku stadium20130428.JPG|280px|thumb|[[Jリーグクラブライセンス制度]]の施設基準を満たしていない[[京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場]]]]
2003年1月1日、京都新聞朝刊一面記事にて「伏見に『サンガ』スタジアム」と報道され、記事では京都市が横大路運動公園の一部を提供し、サンガ側が建設をする官民協力のパートナーシップ方式で2万人規模のスタジアムを整備すると報じられた。当時は前年8月頃からサッカースタジアム建設要望の署名活動がなされていた。また、[[京都サンガF.C.]](当時の名称は京都パープルサンガ)が[[第82回天皇杯全日本サッカー選手権大会]]([[2003年]]1月)にて優勝し、更に前述の署名が35万人集まった<ref>[http://miyabi-m.info/ みやびの杜 京都スタジアム推進委員会 公式サイト<!-- Bot generated title -->]</ref>ことも受けて、京都府と[[京都市]]は京都市内での建設を検討したが費用面で折り合いがつかず中止された。2004年には[[京セラ]]名誉会長の[[稲盛和夫]]が「来季にJ1昇格できなくともスタジアムは着工したい」と私財を提供して3万人の専用スタジアムを作る事を公言した<ref>京都新聞2004年10月1日朝刊1面</ref>。その後は地元経済界一体で建設費の一部65億円を提供し、[[京都市横大路運動公園]]にスタジアムを建設することが自治体と経済界の間で合意されたが、費用負担をめぐり[[京都市会]]の同意が得られず、また稲盛も「本来行政が整備すべきもので、私が資金を出すことに誤解や反発もあるようだ」とし、私財提供を撤回した<ref>京都新聞2005年12月16日朝刊1面記事</ref>。計画は中止された<ref name="nikkei20111210">[http://www.nikkei.com/article/DGXNASJB09042_Z01C11A2LDA000/ 京都サンガ新本拠用地、京都市が無償提供発表 京阪淀駅周辺に]2011/12/10 0:31 日本経済新聞 2013-3-7閲覧</ref>。
 
189 ⟶ 170行目:
2020年1月11日、竣工式が行われ、併設されている大河ドラマ館とフードコートもオープンした。2020年2月9日のプレシーズンマッチ・サンガvs[[セレッソ大阪]]の試合が球技場のこけら落としとなる予定<ref name=knp200111>{{cite web|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/122514|title=「サンガスタジアム京セラ」竣工 地上4階建て2万1600席|work=[[京都新聞]]|date=2020-1-11|accessdate=2020-1-13}}</ref>。
 
=== 命名権概要 ===
=== 球技場施設 ===
オープン後のスタジアムの整備に伴う公共的機能の維持・向上に資する財源確保のため、京都府内に本社・支店を置く企業を対象に「年間1億円以上、供用開始から10年間以上」の条件で2019年4月1日からネーミングライツパートナー(命名権者)を募集。これに京都市[[伏見区]]に本社を置く[[京セラ]]が唯一応募。2019年6月25日付で京セラを優先交渉者に選定し、開場時より「'''サンガスタジアム by KYOCERA'''」の名称が用いられる<ref name="kyoto-np20190625"/>。
フィールドの広さは南北126m×東西84mであり、建物は鉄筋コンクリート造、鉄骨造で地上4階、高さは27.6m<ref name="PFI2">[http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/documents/pfihoukokusyo.pdf 京都スタジアム(仮称)運営権PFI事業導入可能性調査 報告書]</ref>。[[亀岡駅]]の東側に位置する。
*建築面積 - 約16,000m{{sup|2}}
*延床面積 - 約33,000m{{sup|2}}
*敷地面積 - 約33,140m{{sup|2}}
 
観客席の最前列より2メートル前へ張り出す屋根が特徴で、南サイドスタンドのみガラス屋根となる。ピッチの芝はバミューダグラスのセレブレーション<ref>{{Cite news|title=日陰に強い新品種天然芝、京都スタジアム全面に サンガのホーム|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/81015|newspaper=京都新聞|date=2019-11-22}}</ref>。ピッチとスタンドとは1.2メートルの高低差があり、南北のスタンドの下に通風口がある<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/201902/stadium.html きょうと府民だより2019年2月号]</ref>。映像設備は、縦6.7メートル×横11.5メートルの装置が北東と南西のコーナーに、帯状装置が東スタンド(バックスタンドの1階壁面と南北のサイドスタンド前に設置され、2階のオープンコンコースにディスプレイが並ぶ予定である<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/201907/stadium.html きょうと府民だより2019年7月号]</ref>。スタンドの下に商業店舗(1800m{{sup|2}})、4階にテラス席のあるレストラン(500m{{sup|2}})が予定されている<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/news/documents/11ms.pdf マーケット・サウンディング 別紙1インフォメーションパッケージ(一般公開用)]</ref>。
== 利用状況 ==
 
{{wide image|Sanga stadium by kyocera panorama.jpg|1000px|西スタンド(メイン)から撮影したスタジアムのパノラマ}}
 
=== クライミングウォールエリア ===
バックスタンドの下に[[フリークライミング|クライミング]]施設(1,100m{{sup|2}})が備わる。屋内施設としては日本で初めて、[[ボルダリング]]、[[フリークライミング#リード種目|リード]]、[[フリークライミング#スピード種目|スピード]]の3種目で[[国際スポーツクライミング連盟|国際]]競技基準を満たす<ref>[http://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/201908/stadium.html きょうと府民だより2019年8月号]</ref>。
*リードウォール - 幅19.8メートル×高さ16.5メートル
*スピードウォール - 幅6メートル×高さ15.8メートル(2レーン)
*スピード練習ウオール(スピードウオールを4分割した個別練習ウオール)
*ボルダリングウォール - 幅27メートル×高さ4.8メートル
*キッズウォール - 幅14メートル×高さ3.2メートル
 
=== 大河ドラマ館 ===
*[[麒麟がくる]]京都[[大河ドラマ]]館が、2020年1月11日〜2021年1月11日の期間でバックスタンド下での営業を予定する<ref name=knp200111/>。
 
== 命名権 ==
オープン後のスタジアムの整備に伴う公共的機能の維持・向上に資する財源確保のため、京都府内に本社・支店を置く企業を対象に「年間1億円以上、供用開始から10年間以上」の条件で2019年4月1日からネーミングライツパートナー(命名権者)を募集。これに京都市[[伏見区]]に本社を置く[[京セラ]]が唯一応募。2019年6月25日付で京セラを優先交渉者に選定し、開場時より「'''サンガスタジアム by KYOCERA'''」の名称が用いられる<ref>{{Cite namenews|url="https://www.kyoto-np20190625"np.co.jp/sports/article/20190625000097|title=京都スタジアム命名権、20億円で京セラに 新名称も発表|newspaper=京都新聞|date=2019-06-25|accessdate=2019-06-26}}</ref>。
 
== アユモドキとの関係 ==
232 ⟶ 233行目:
Image:Sanga stadium by kyocera03.jpg|北スタンド上段より
Image:Sanga stadium by kyocera04.jpg|大型映像装置
Image:Sanga stadium by kyocera panoramakyocera01.jpg|西スタンド(場外にあるモニュ)から撮影したスタジアムのパノラマ。
Image:Sanga stadium by kyocera06.jpg|VIPルーム
Image:Sanga stadium by kyocera08.jpg|更衣室(ロッカールーム)
</gallery>