「スリーピー・ホロウ」の版間の差分

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== 概要 ==
キリスト教国のアメリカでは教会の教義([[ドグマ]])から外れた霊的存在は、[[キリスト教右派|保守層]]から忌避されながらも語り継がれており、その中でスリーピー・ホロウもよく知られている伝説のひとつである。[[ビッグフット]]や[[ジャージー・デビル]]程の明るさはないが、[[ゴシック]]・ホラー的な内容で現在でも人気が高い。
 
基本的な内容として、開拓時代アメリカに渡って来た残虐な[[ドイツ人]]騎士がいた。彼は殺されて首を斬られたがやがて「首なし騎士(Headless Horseman)」として復活し、光る眼を持つ馬に乗ってニューヨーク近郊の森の中で犠牲者を待っている、というが伝説の骨子である。スリーピー・ホロウの正確な場所は特定されていないが、[[ニューヨーク州]][[ウエストチェスター郡 (ニューヨーク州)|ウエストチェスター郡]]が物語の舞台とされている。この付近には同名の地名や建物が数多く存在し、[[1997年]]には正式な名称となった村([[:en:Sleepy_Hollow,_New_York|Sleepy Hollow]])が誕生した。
 
この伝説は、同じくアーヴィングの作品である「[[リップ・ヴァン・ウィンクル]]」などとともに、特に[[ハロウィーン]]の時期などにアメリカ人の間で親しまれる物語となった。ただし、「スリーピー・ホロウの伝説」では、首なし騎士は元は[[アメリカ独立戦争]]で[[イギリス軍]]に参加したヘシアン([[ヘッセン大公国]]出身のドイツ人[[傭兵]])であったという設定になっている。アーヴィングは『スケッチ・ブック』の執筆中に北[[ヨーロッパ]]へ旅行に向かい、そうした中でスリーピー・ホロウと類似した首なし男の伝説([[デュラハン]])について取材している。
 
伝説や上記のアーヴィングの作品を基に幾つもの映画が制作されているが、近年では[[1999年]]の[[ティム・バートン]]監督の[[スリーピー・ホロウ (映画)|同名の作品]]が有名である。
 
== 脚注 ==