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=== 石油火鉢 ===
[[灯油]]を燃料とする[[石油ストーブ]]のうち、芯式の反射型ストーブの構造を円筒形の火鉢様の筐体に納めたもの。通常の反射型ストーブが筐体の前面に熱を放射する構造に対して、石油火鉢は筐体の真上に集中して熱を立ち上らせる構造となっており、開口部に五徳が置かれている為、暖房の他に調理器具としても使用する事が出来る。石油火鉢には周辺機器として中央に丸い穴が開けられた専用の座卓が用意されており、[[鍋料理]]を囲う団欒を意識した使用も可能となっている。石油火鉢は石油ストーブと同様に火力調整が簡便で、燃料の調達も容易な事から、練炭火鉢に代わって昭和時代の後期に普及したが、純粋な暖房器具としては石油ストーブや[[石油ファンヒーター]]、[[エアコン]]などに取って代わられ、団欒の用途でも[[カセットコンロ]]などの台頭により石油火鉢は市場の主導権を明け渡している。しかし、2014年現在でも芯式反射型ストーブの製造メーカーにより製造が継続されており、現代風に「ホームヒーター」や「サロンヒーター」などの名称が与えられて販売が行われている。
 
==産地==
火鉢は、日本各地で生産されていたが、[[第二次世界大戦]]直後には[[信楽焼]]が火鉢の生産数の大半を占めた。[[信楽町]]では、[[1949年]]には火鉢の生産量がピークに達し、300軒の窯元が年間2億円の売り上げを記録していたが、次第に火鉢が家庭に行き渡ったこと<ref>「信楽焼二割安 生産も昨年の約七割」『日本経済新聞』昭和25年12月8日3面</ref>やエネルギー源が石油やガスへと切り替わったことから生産量は激減した。
 
== 古典的な語彙など ==