「全裸監督」の版間の差分

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「いまの時代のフィルターを通した80年代」を描くため、それに至るまでの[[1960年代]]から[[1970年代]]、1980年代の小物はもちろん、歌舞伎町の街ごとセットとして制作。実際にはなかった起伏ある歌舞伎町の街を「当時の新宿のいかがわしさを集約した街」として“再現”した<ref>{{Cite web|url=https://note.mu/netflix/n/n7998d5fbae7b|title=制作期間2年半、『全裸監督』で挑んだ新しいクリエイティブのかたち|accessdate=2019年08月11日|date=2019/08/07|publisher=Netflix|note}}</ref>。
 
脚本は日本でなじみの薄いチームライティングを採用し、原作本をもとに撮るべき各シーンをピックアップ。4人の話し合いによって決まったプロットを、シーンが一番見えている部分を脚本家に割り当てる、登場人物によって担当の脚本家を変えるなど独自の分担手法を行った。分担することで個性やとげがなくなる危険性もあったが、3話のAV撮影シーンを内田が執筆したことで、キャラクターやドラマの全体像が見え、脚本チームのコンセンサスが取れたという<ref>2019年9月25日発行、マガジンハウス「BRUTUS」特別編集「合本危険な読書」142頁</ref>。
 
具体的には山田(能)が伏線回収、仁志がバランス調整、山田(佳)が女性的な目線と隙間の視点を担当した<ref>2019年9月25日発行、マガジンハウス「BRUTUS」特別編集「合本危険な読書」143頁</ref>。Netflix側からの世界的を意識した物語、アンダードッグな視点という依頼を生かすために、原作を活かしつつも登場人物や時間軸など大幅に脚色している<ref name=":3" />。内田は「いよいよ来たか。日本のドラマが変わるときが」と全身全霊で取り組み、本作のチームライティングは画期的な手法で書かれたことを強調したいと言っており、この手法で日本の脚本の作り方が変わる原動力になると主張している。それを受けて仁志は、今回のチームライティングの手法がうまくいったかどうかは、世界中の人に観ていただいた上で、判断してもらえればと思います、と答えている。作品の評価が良ければ、今回のチームライティングの手法は成功したことになると示している<ref>2019年9月25日発行、マガジンハウス「BRUTUS」特別編集「合本危険な読書」143頁</ref>。
 
総監督である武正晴はシナリオや構想がある程度進んでからの参加となった。複数話担当、加えて重要な回の担当に決まり、それならトータルで見たいと総監督の役職になった。武は元アダルトビデオ店員でリアルタイムで黒木香のいた時代を体感。また黒木が出ていた『[[朝まで生テレビ!]]』に観客として訪れたことがあり、スタッフの中で数少ない黒木香を直接見た人物である<ref name=":2">2019年9月25日発行、マガジンハウス「BRUTUS」特別編集「合本危険な読書」144頁</ref>。オンとオフを見た印象は脚本チームにも話し、演出に反映している<ref name=":2" />。
 
全8話から構成。2019年8月16日にシーズン2の制作が発表された<ref>{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/16/news087.html|title=Netflix「全裸監督」、次はシーズン2|newspaper=IT Media|publisher=アイティメディア|date=2019-08-16|accessdate=2019-08-17}}</ref>。