「ヴィルヘルム・カナリス」の版間の差分

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しかし[[第二次世界大戦]]の開戦前より、カナリスにはヒトラーの戦争も辞さない外交政策に対して疑念が生じ始め、それは時と共に増大した。彼は部長として情報機関を指揮していたが、ヒトラー暗殺と[[クーデター]]を計画していた部下の[[ハンス・オスター]]や[[ハンス・フォン・ドホナーニ]]に協力していた。
 
[[1944年]]2月半ば、カナリスは国防軍情報部長から解職された。同年7月20日に[[ヒトラー暗殺計画|ヒトラー暗殺未遂事件]]が発生するとその3日後にライバルの親衛隊情報部 ([[国家保安本部#組織|国家保安本部第VI局]])の[[ヴァルター・シェレンベルク]]に逮捕された。ドイツ敗戦の直前である[[1945年]]4月に国家保安本部長の[[エルンスト・カルテンブルンナー]]は、国防軍情報部の金庫からカナリスの反逆を示す証拠文書を発見し、4月5日にこれをヒトラーに報告した。ヒトラーは即座にカナリスとその関係者の処刑を命じた。4月9日にカナリスは[[ディートリヒ・ボンヘッファー]]や[[ハンス・オスター]]とともに[[フロッセンビュルク強制収容所]]で絞首刑に処された。その処刑は、残虐なもので一度首を吊ったのち、半死半生の状態で蘇生させられ再度首を吊って死亡させられた。二度殺されたことになり、その様子はムビーに撮られた。
 
== キャリア ==