「弥勒菩薩」の版間の差分

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[[三昧耶形]]は蓮華上の塔、賢瓶(水瓶)。[[種子 (密教)|種子]](種子字)はयु(yu)[[File:BonjiYu.png|40px]]。
 
==名称==
一部の大乗経典では字(あざな)が阿逸多 Ajita とされているが、[[スッタニパータ]]第五章や、『[[中阿含経]]』中の説本経などの初期経典の記述では、弥勒と阿逸多は別人である。慧覚訳『[[賢愚経 (本縁部)|賢愚経]]』では、弥勒は[[仏陀]]となると[[誓願]]を述べ、阿逸多は[[転輪聖王]]となるという誓いを表明したところ、阿逸多は叱責され、弥勒は[[記別]]を受けている{{Sfn|香川|1964|pp=628-629}}。
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仏教の中に未来仏としての弥勒菩薩が登場するのはかなり早く、すでに『[[阿含経]]』に記述が見える。この未来仏の概念は[[過去七仏]]から発展して生まれたものと考えられている。
 
弥勒菩薩が出現するまでの間、現世に仏が不在となってしまう為、その間、[[六道]]すべての世界に現れて衆生を救うのが[[地蔵菩薩]]であるとされる。
 
== 下生信仰 ==
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==脚注==
<references />
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Maitreya}}
*[[仏の一覧]]
 
==参考文献==
*{{Cite journal |和書|author1=香川孝雄 |date=1964 |title=彌勒と阿逸多 |journal=印度學佛教學研究 |volume=12 |issue=1 |pages=628-631 |url=https://doi.org/10.4259/ibk.12.628|ref={{SfnRef|香川|1964}}}}
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Maitreya}}
*[[仏の一覧]]
 
== 外部リンク ==