「ウルビ・エト・オルビ」の版間の差分

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== 概説 ==
この{{仮リンク|使徒的祝福|en|Apostolic blessing}}は基本的に年に二回、[[復活祭]]と[[クリスマス]]のたびごとに、教皇によって[[サン・ピエトロ大聖堂]]の[[ロッジア]](中央バルコニー)から[[サン・ピエトロ広場]]の信徒に向けて行われる。[[カトリック教会]]の信徒にとっては教皇の祝福を受けることは罪の償いの免除、すなわち全免償が与えられる条件の一つを満たすことを意味する。この祝福は多くのテレビ局やラジオ局([[欧州放送連合]])によって全世界へ配信されており、カトリック教会が定めた一定の条件を満たせば祝福を視聴しただけで免償の効果があるとされている。祝福に先立って教皇は時候の挨拶と各国語での祝福の言葉を述べるのが慣例になっている。ただし現教皇[[フランシスコ (ローマ教皇)|フランシスコ]]は祝福の部分のみラテン語で、それ以外は[[イタリア語]]で通しており、各国語の祝福の言葉は廃されている。
 
「ウルビ・エト・オルビ」の祝福は上記の機会以外にも、新しい教皇がコンクラーベによって選ばれた時、着位時にも行われる。またごくまれな機会であるが[[聖年]]の間、巡礼者に対して行われることもある。教皇の祝福は「Et benedictio Dei omnipotentis, Patris et Filii et Spiritus Sancti descendat super vos et maneat semper」という言葉で締めくくられる。これは「全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆さんの上にいつもありますように」という意味である。