「デストロイガンダム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
若干の訂正
1行目:
{{Pathnav|機動戦士ガンダムSEED DESTINY|コズミック・イラの機動兵器|地球連合軍の機動兵器|frame=1}}
'''デストロイ[[ガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|ガンダム]]''' ('''DESTROY GUNDAM''') は、[[テレビアニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』に登場する、[[モビルアーマー]] (MA) に分類される<ref name="HJ2005-7"/>[[架空のロボット兵器|架空の有人式人型ロボット兵器]]の1つ。「'''[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]'''」に属する。[[可変モビルスーツ|モビルスーツ]]形態への変形機構を持つ。操縦には[[生体CPU]]の存在が不可欠で、劇中では第81独立機動群「'''[[ファントムペイン (ガンダムシリーズ)|ファントムペイン]]'''」所属の'''[[生体CPU#ステラ・ルーシェ|ステラ・ルーシェ]]'''をはじめとした「'''[[生体CPU|エクステンデッド]]'''」たちが搭乗する。「デストロイ」は[[英語]]で「破壊」を意味する。メディアや関連商品では「デストロイガンダム」と公称されるが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』作中内の設定においては、同作の他の[[ガンダムタイプ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|ガンダムタイプ]]同様に「デストロイ」と呼称される。
 
[[メカニックデザイン]]は[[大河原邦男]]。
 
== 機体設定解説 ==
{{機動兵器
|名称=デストロイガンダム<br />DESTROY GUNDAM<ref name="msencycro"/>
33行目:
: 作中ではMA形態、MS形態を問わず使用される。ビームを発射しつつ照射角度を変える描写もみられた。
; 200mmエネルギー砲 ツォーンmk2
: 顔面口部のビーム砲。[[レイダーガンダム|レイダー]]に装備されていたツォーンの改良型モデルで、口径が2倍になっている。装備箇所の関係上、MA形態では使用できない。
; 1580mm複列位相エネルギー砲 スーパースキュラ
: 胸部の3連装大口径ビーム砲。[[イージスガンダム|イージス]]や[[カラミティガンダム|カラミティ]]に装備されたスキュラの発展型であり、MS形態時の強力な主砲である。MA形態では使用不可<ref name="ofd"/>。
; マーク62 6連装多目的ミサイルランチャー
: 背部フライトユニットに装備された[[ミサイル]]ランチャー。威力はビーム兵器にはおよばないが、追尾性が高く大型であるため、並みのMSならば十分に破壊できる。また、前後を向く形で装備されているため、追尾性と合わせて広範囲をカバーできるようになっている。
52行目:
劇中では[[ユーラシア連邦]][[コズミック・イラ#西ユーラシア政変(仮称)|西部における戦闘]]で[[生体CPU#ステラ・ルーシェ|ステラ・ルーシェ]]の搭乗機として初登場し、[[ムウ・ラ・フラガ|ネオ・ロアノーク]]の[[ウィンダム (ガンダムシリーズ)#ネオ・ロアノーク専用機|ウィンダム]]や[[生体CPU#スティング・オークレー|スティング・オークレー]]の[[カオスガンダム|カオス]]と共に出撃。都市にはザフトが駐留しており、地球軍の接近に伴って出動していたが、本機はこの駐留軍をアウフプラール・ドライツェーンの一撃だけで焼き払う。その後もヨーロッパ各地の都市に配備されたザフトのMS部隊ごと街を殲滅しながら進攻し、[[ベルリン]]に到着するまで多くの都市をなぎ払った<ref group="注">ベルリンにもザフト駐留軍がいたが、こちらも圧倒的な火力の前に太刀打ちできず、瞬時に殲滅させられた。</ref>。
 
ベルリンでは[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]と交戦し、そのゴットフリートMk.71や[[キラ・ヤマト]]の[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のハイマット・フルバーストをも無傷で防御しながらの戦闘を繰り広げていたところ、ザフトからは[[ミネルバ (ガンダムシリーズ)|ミネルバ]]も参戦して[[シン・アスカ]]の[[インパルスガンダム|インパルス]]も交えた乱戦へ発展する。途中、ネオのウィンダムがフリーダムに撃墜されたことで死の危険を感じたステラは本機の火力に物を言わせて暴れ回るが、パイロットがステラと知ったシンの説得で戦闘を停止する。しかし、フリーダムを前にしたステラは再び暴走して正面のインパルスを目がけてスーパースキュラを発射しようとするも、その直前にフリーダムのMA-M01 ラケルタ ビームサーベルによる近接攻撃を受けて砲門が損壊し、エネルギーが行き場を失って暴発したことにより生じた内部機構の誘爆を経て、天空へ向いたツォーンMk2からビームを噴出しながら機能を停止した{{Refnest|group="注"|また、作中ではデストロイの再起動後、ミネルバが迎撃のために同機へ副砲トリスタンの照準を定めている。}}。この戦闘でステラが戦死したことが、彼女へ好感を抱いていたシンにフリーダムとの対決を決意させる動機となる。
 
その後は少数ながら量産されており、[[コズミック・イラ#オペレーション・ラグナロク(ヘブンズベース攻防戦)|ヘブンズベース攻略戦]]では薬物投与と専用の調整が施された<ref>後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 4 示される世界』角川書店、2005年11月1日初版発行、244-245頁。(ISBN 4-04-429111-X)</ref>スティングの搭乗機を含む5機が出撃し、ザフト・反ロゴス同盟軍のディン、バビ、グフイグナイテッドやボズゴロフ級潜水艦などを破壊して多大な損害を与えた{{Refnest|group="注"|ヘブンズベースやダイダロスに配備されていた機体は、ファントムペイン以外の特殊部隊などから徴用したエクステンデッドが搭乗していたとされている<ref>『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房、2006年5月、168-170頁。 (ISBN 978-4812426876)</ref>。このタイプは、劇中で「ブーステッドデストロイ」と呼ばれていた}}。しかし、懐に飛び込まれると弱いという本機の弱点を看破され、[[デスティニーガンダム|デスティニー]]、[[プロヴィデンスガンダム#レジェンドガンダム|レジェンドガンダム]]、インパルスの活躍により次々と撃破されていき、最終的に5機全てが撃墜された。
 
[[コズミック・イラ#ダイダロス、レクイエム攻防戦|レクイエム攻防戦]]でも3機が出撃したが、この頃になるとベルリン戦のような破壊力を見せつける前に倒される役回りとなっており、陽電子リフレクターもトランスフェイズ装甲もビームサーベルには無力で手も足も出ず、3機ともデスティニー、レジェンドとの交戦で短時間のうちに撃墜された。