「物権的請求権」の版間の差分
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この場合、Xは木の所有権に基づく返還請求権を行使できるのに対し、土地の所有者は土地の所有権に基づく妨害排除請求権を行使することが考えられる。
:請求権は双方とも行為を請求する権利であるという説である。請求権行使を受けた側が、木の運び出しに要する費用を負担する考え方で判例の立場。信義則や不法行為の細かな主張をせずに、単に請求権の主張のみによる争いとなった場合は、早いもの勝ちとなり、請求された側が運び出し費用を負担しなければならなくなる。
;補正行為請求説
:通説の立場である。請求権は原則として相手方に行為を請求する権利であるとするが、相手方の行為によらないで目的物が相手方の支配下に入った場合には例外として、自らが行う回復行為の認容を請求するにとどまる。▼
:請求権は双方とも自らが行う回復行為の認容を請求する権利であるとする説。請求権を提起し勝訴することによって、自らの費用で木の運び出しが可能となる。現実の回復のためには、請求権の主張とは別に不法行為等の主張によって必要な費用の負担を相手方に請求する必要がある。▼
▲:請求権は原則として相手方に行為を請求する権利であるとするが、相手方の行為によらないで目的物が相手方の支配下に入った場合には例外として、自らが行う回復行為の認容を請求するにとどまる。
▲:請求権は双方とも自らが行う回復行為の認容を請求する権利であるとする説。請求権を提起し勝訴することによって、自らの費用で木の運び出しが可能となる。
== 脚注 ==
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