「ファティマ (ファイブスター物語)」の版間の差分

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マイト製ファティマは[[自動車]]に例えれば市販車に対する[[フォーミュラ1|F1カー]]のようなもので、能力は高いが安定性を欠くものが多く、扱う騎士側にも相応の腕が要求される。しかし、ファティマはサポートAIでありコ・パイロットでもあるので、ヒュートランやアトロポスの事例のようにファティマの能力が超絶的だと、騎士の技量が並でもファティマの側で足りない部分をカバーして、それなりの戦果が残せるようである(例外的だが、ファティマ単独でMHをコントロールできるものもいる)。このためファティマと騎士の間で信頼関係を構築できるかどうか重要になる。
 
MHの制御という点のみを見ればファティマの容姿が人間に近い必然性は無く、逆に非常に高いコスト(一人につき戦車100台、年間コストが数十億円)と不安定さをもたらしている。それを解消したのが、星団暦2300年代を代表する天才ファティマ・マイトであるガリュー・エトラムル博士<ref>高名なAFガーランドでもある[[ファティマ (ファイブスター物語)#エーロッテン・ニトロゲン作 (故人)|エーロッテン・ニトロゲン]]博士の別名。AFネロスとAFラ・ベルダはエトラムル型ファティマと人間型ファティマの性能の比較検証のために作られた</ref>の開発した'''エトラムル'''と呼ばれる非人間型ファティマである<ref>巨大な[[ミジンコ]]のような奇怪な姿をしており、「GTM制御用の有機コンピュータ」に近い人工生命体</ref>。ファティマのように突発的に高性能な個体は期待できないが<ref>人間型ファティマと比べると戦闘力が2割落ちる。ほんの僅かな差で勝敗が決まる騎士戦においては大きな差になる。</ref>、生育期間が短いため大量供給が可能で比較的安価であり、騎士との相性も問われず性能が安定しているなどの長所も多く、好んで使用する騎士団や騎士、MHマイトも多い。星団暦4000年代には騎士やマイトの血が薄れて能力が低下した事から、エトラムルが主流となっている。高名なファティマ・マイトの手によるエトラムルは美しい外見を持ち、銘に見合う性能を持つ。一方で、人間型ファティマはMHの制御のみに留まらず、情報収集や家事、負傷時の治療や連絡、性欲処理に至るまで騎士の総合的なサポートを行い得るメリットもある。また、星団一のMHマイスターと名高いレディオス・ソープに言わせると、エトラムル搭載のMHの動きには優雅さが無いそうである。
 
戦闘などの外的要因を除き、十分なケアを行えば死ぬことも無いとされている。作中では最初に製造された4人のファティマの一人「ジ・インタシティ」が2997年に687歳という年齢で息を引き取るシーンが描かれている。ファティマの寿命に気付いたリチウム・バランスによりファティマの遺伝子の改良が行われたため、その後に制作されたファティマは、理論上は無限の寿命を持つとされる。