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2020年2月22日 (土) 13:18時点における版
学生野球資格回復制度とは日本のプロ野球を引退した者がアマチュア(学生・生徒)を指導する際に必要な資格を回復する制度。
概要
平成25年に制定された。
学生野球資格回復制度の研修会を受講して後に回復される。資格回復には、プロとアマ両方の研修会を計3日間、受講しなければならない。母校以外で教える場合は、指導を希望する学校の所属連盟に指導者登録する必要がある。
制度改善のプロとアマ
長年、プロ野球とアマチュア野球には溝がありいくつかの段階を経て緩和されていった[1]
- 昭和25年:日本学生野球協会がプロとの対戦を認めないよう学生野球憲章を改正。
- 昭和36年:プロのスカウト活動が過熱した結果、柳川事件や門岡事件が起こり、社会人野球側が断絶を宣言し日本学生野球協会も同調した。
- 昭和48年:社会人野球がプロ経験者の臨時コーチ受け入れを許可、大学も元プロの母校での臨時コーチを認める。
- 昭和59年:教員として勤務が10年を経過した元プロは高校監督に就任できるようになる。プロアマ断絶後、元プロ監督第1号となったのは元東映の後原富。
- 平成6年:高校球界復帰規定が教諭歴10年から5年に短縮。
- 平成9年:高校球界復帰規定が教諭歴5年から2年に短縮。
- 平成17年:元プロの大学野球の監督就任が可能になる。また現役プロの母校での自主トレが解禁される。
- 平成25年:高校監督の教諭歴規定を撤廃。プロ、アマがそれぞれ設ける研修会を修了し、適性検査を経ることで資格を回復できるように緩和された。
資格回復の流れ
NPBプロ研修会(1日間)→学生野球研修会(2日間)→学生野球適性審査申請→学生野球指導登録届
研修内容
特例措置
野球殿堂入りした対象者に限っては、1日間の研修とレポート提出で代替可能。
資格の喪失
プロ球団と再契約した場合は、この資格を喪失する。