「吊り掛け駆動方式」の版間の差分

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[[File:D11-Edo-Tokyo-Museum-00.jpg|thumb|250px|路面電車用バー・サスペンション方式の吊り掛けモーターの例([[東京都交通局4000形電車|都電4000形]]のD11形台車・[[江戸東京博物館]])]]
<!--[[Image:Meitetsu 6750 series 002.JPG|thumb|250px|点検蓋の数が点検、給脂箇所の多さを物語る([[名鉄6750系電車]])]]カルダン駆動車でも点検蓋が6個ある車両があります-->
{{Sound|Sangi railway 607F tsurikake sound.ogg|吊り掛け駆動音の一例|(三岐鉄道三岐線601系 伊勢治田東藤原)それぞれの車両の音は台車や製造時期などの条件で多少異なる。}}
モーターは車軸と平行に配置され、モーター軸の小歯車(平ギア)から車軸の大歯車を駆動する<ref name="宮本2012"/>。このとき揺動する台車の中で、どのようにモーターを配置すれば、双方のギアの噛み合わせが変わらないで済むかという問題があるが、モーター自体を、輪軸を中心とする円周上で動くように、すなわちモーター軸と輪軸の距離を一定にするように設置するのが、本方式のポイントである。
 
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一方、日本の[[電気機関車]]では、21世紀の現在に至るまで吊り掛け式が主流の駆動方式である。大出力が必要な機関車の場合には、搭載するモーターが大型化し大出力となるため、それによる駆動力を輪軸に伝達するには、仕組みの単純な吊り掛け駆動方式の方が、耐久性や信頼性が高いと判断されたためである。
 
[[日本国有鉄道|国鉄]]および[[日本貨物鉄道|JR貨物]]の場合には、1950~601950〜60年代にかけて[[クイル式駆動方式|クイル式]]に切り替える動きもあったが、不成績に終わり吊り掛け式に先祖帰りした経緯がある。その後は技術的な事情で[[国鉄EF66形電気機関車|EF66形]]([[クイル式駆動方式#中空軸可撓吊り掛け駆動方式|中空軸可撓吊り掛け駆動方式]])、[[国鉄EF80形電気機関車|EF80形]](平行カルダン駆動)、[[国鉄EF30形電気機関車|EF30形]]([[WN駆動方式|WN継手駆動方式]])、[[JR貨物EF200形電気機関車|EF200形]]([[クイル式駆動方式#リンク式駆動方式|リンク式]])がそれぞれ別の駆動方式を採用したものの、[[狭軌]]鉄道において大出力モーターを使用する場合には、単純な構造の吊り掛け式に一日の長があり、現在でも広く用いられている。
 
== 出典 ==