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*鉄道車両には1両毎に番号が付いている。代替新造された車両は、事故廃車となった車両の番号と同じものを付ける鉄道事業者もあるが、事務上の処理に於いて障害になる、或いは縁起が悪いなどの理由から新しい番号を付番して、事故廃車となった車両の番号は欠番とする鉄道事業者もある。
**例えば、[[帝都高速度交通営団|営団地下鉄]](当時)で[[営団5000系電車|営団5000系電車5818・5252号]]が荒川鉄橋上で竜巻に巻き込まれて脱線した際、同じ番号で5000系電車を製造し直したが、[[阪神電気鉄道]]では、[[阪神・淡路大震災]]で被災した[[阪神8000系電車]]の代替新造車に8236→8536の様に元の番号に+300を付番している。JR九州で[[鉄道事故#長崎線特急列車脱線転覆事故|長崎線特急列車脱線転覆事故]]で被災した[[885系]]の代替新造車は元の番号に+400を付番している。
*また、車体全体或いは車両そのものを製造し直し、修理復旧扱いで再度営業運行に投入する事例もある(これらの場合は事故車の部品を流用することが多い)。端的な例としては東武鉄道があり、基本的に事故車は修理する方針のため、[[東武8000系電車|8000系]]など踏切事故で過去に大破した車両があるにも関わらず、新製40年以上経った[[2004年]]まで廃車は1両もなかった。同社で事故廃車扱いにされた車両は[[東武7800系電車|7800系]]の1編成2両のみであり、かつて[[東武2000系電車|2000系]]が[[東京地下鉄日比谷線|営団日比谷線]]内で火事を起こして全焼した時や、[[鉄道事故#営団地下鉄日比谷線列車脱線衝突事故|営団地下鉄日比谷線列車脱線衝突事故]]で[[東武20000系電車|20000系]]が営団地下鉄03系と衝突、大破した時も同番号での修理復旧となっていた。また、事故廃車となった7800系にしても、その台車や機器類は修理して保管され、後の7800系の[[東武5000系電車|5000系列]]への更新の際に利用されている。
 
連接車やユニットモーター車など構造的に複数両数で1セットとなる車両に於いては、製造中止になっている場合、その中の1両でも廃車になると残った車両はそのままでは使えず、代替新造もできないという事で再利用不可能となり、廃車される場合もある。ユニットモーター車の場合は電装解除して付随車(もしくは運転台を取付て制御車)となる事もある。