「アムールトラ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
30行目:
昼夜行性で、獲物の動きが低下する夜間に盛んに活動する場合がある。
 
[[ファイル:Diorama - Museo civico di storia naturale (Milan) - cropped and adjusted.jpg|thumb|upright|right|206px|[[タイリクシカ]]を追撃するアムールトラのディオラマ]]
[[ファイル:Tiger and bear, Arsenev Regional History Museum (Vladivostok, 2004).jpg|right|thumb|186px|upright|[[ヒグマ]]と争い姿のアムルートの剥製ディオラマ]]
主に[[イノシシ]]、[[アカシカ]]、[[ノロジカ]]、[[ジャコウジカ]]、[[ヘラジカ]]、[[ツキノワグマ]]、[[ヒグマ]]を捕食する。狩りは待ち伏せ型で、背丈の高い草や、低木や灌木のような場所に身を潜めて獲物が通りかかるのを待って、獲物が間合いに近付いた時に襲いかかる。狩りの成功率はそう高くはなく、20%以下だといわれる。ヒグマも捕食対象となるが、仕留め損なうと深傷を負ったり、逆に殺される危険もあるので、主食であるシカ類に比べれば、襲う事は少ない。[[キジ科]]や、[[カモ科]]などの大型鳥類を狙う時もある。
 
夏場は水辺を好み、そこで水浴びや泳いで体温を下げたり、寄生虫や吸血昆虫から身を守る。冬場は雪と林の中に紛れて獲物を待ち伏せる。メスは自分の夫となるオスの隣接する縄張り部分を住処とし、オスは単独生活で付かず離れずで妻と子供を守り、子育てはもっぱらメスだけが行う。オスは自分の子供には寛容だが、他の個体や、その子供には容赦なく攻撃し、殺してしまう事もある。これはメスにも時々起こるが、メスは体格差からオスとの争いは避ける事が多い。
 
[[File:Junger Sibirischer Tiger Panthera tigris altaica Tiergarten-Nuernberg-5.jpg|thumb|left|231px|幼獣]]
[[File:Amersfoort Zoo Siberian Tigers.jpg|left|231px|thumb|母と子]]
子供が成長して独り立ちするのに約2年かかる。子離れはベンガルトラと同様にメスの方が早い。野生での寿命は平均して10~20年ほどになる。成獣は人間以外に天敵は殆どいないが、獲物を競合する関係では、[[オオカミ|タイリクオオカミ]]やアムールヒョウがいる。