「東海道新幹線」の版間の差分

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500系は山陽新幹線での300km/h運行を可能としたが、製造コストが高い、空力性能の重視によって車内空間に制約があるなどの課題を抱えていた。また、[[線形 (路線)|線形条件]]の劣る東海道新幹線においては300系と同等の270km/hに留まり、コストに見合った性能が発揮できなかった。そこで700系では費用対効果を重視し、東海道・山陽新幹線全体の底上げを図るとともに、乗り心地・快適性の改善に主眼が置かれた。最高速度は500系より若干抑えた285km/hとし、先頭形状は[[カモノハシ]]に似た独特の形状が採用された。この形状は、車内空間への影響を最小限に留めつつトンネル微気圧波を抑制するものである。
 
「のぞみ」「ひかり」「こだま」用16両編成としてJR東海・JR西日本により1,200両が製造された。当初は「のぞみ」をメインに使われてきたが、[[2007年]](平成19年)より後継のN700系に徐々にその運用を譲り、[[2010年]](平成22年)に新大阪駅をまたぐ「のぞみ」の定期運用が終了、[[2017年]]には東海道新幹線内16両編成で運転される「ひかり」からも撤退(山陽新幹線内完結列車の1往復はそのまま)、現在では300系に代わり「こだま」での運用がメインとなっている。N700系の改良型であるN700Aが代替車として導入され、2013年(平成25年、C4編成はJR西日本へ譲渡する際の部品取り車として2011年に廃車)以降は初期編成から順に廃車が始まっている。東海道新幹線では2019年(平成31年/令和元年)度末までにN700(A)系に置き換えられて全廃される予定である<ref name="all_n700a">{{Cite press release |title=N700Aの追加投入について ~全ての東海道新幹線が「N700Aタイプ」になります~ |publisher=東海旅客鉄道 |date=2015-10-22 |url=http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000028233.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2017-01-26}}</ref>。
 
==== N700系 ====