「ピアノ協奏曲第17番 (モーツァルト)」の版間の差分

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技巧的に易しく配慮されており、1784年に作曲された6曲の一連のピアノ協奏曲の中では特にすぐれたものとされており、モーツァルト自身も高く評価している。また[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の[[ピアノ協奏曲第4番 (ベートーヴェン)|ピアノ協奏曲第4番]]はこの作品を範にしているといわれている。なお、[[オリヴィエ・メシアン|メシアン]]は「モーツァルトが書いた中で最も美しく、変化とコントラストに富んでいる。第2楽章のアンダンテだけで、彼の名を不滅にするに十分である<ref>{{Cite web |url =https://www.musicologie.org/18/rusquet_mozart_concertos_17_19.html |title =Michel Rusquet, Trois siècles de musique instrumentale : un parcours découverte : La musique instrumentale de Wolfgang Amadeus Mozart |publisher =www.musicologie.org |date =2018-01-28 |accessdate =2018-09-28 }}</ref>」と語っている。
 
その他にも、モーツァルトの直弟子でベートーヴェン最大の競合するライヴァルとして、ピアノの実力を掌握し名を馳せてもいた18世紀~19~19世紀ウィーンを代表するピアニスト・作曲家として著名であった[[ヨハン・ネポムク・フンメル]]が、18051805年頃に(おそらくウィーンで)作曲・出版したヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲も、このモーツァルトのピアノ協奏曲第1717番と同一の調であるト長調を採用しており、第1楽章のアレグロの冒頭導入部分の旋律の雰囲気など、全体的に旋律内容が似通った部分・性格が指摘できる。フンメルは、自作の二重協奏曲で、自らの師でもあったモーツァルトのこの第1717番から旋律的なインスピレーションを受けて作曲された可能性も否定はできないものと推測される内容上の類似点・共通性が認められる。
 
==楽器編成==