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研究史について
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=== 論文執筆の基本 ===
論文を執筆するにあたって、独創的な理論展開をする上では、執筆者自身の主張と明らかにしたい課題が不可欠である。その上では執筆者本人による研究分析、実験、実地調査、アンケート調査などによって主張の正当性を検証するとともに、客観的な視点や反対意見への洞察もまた重要となる。ただ、その手法は分野・執筆者により様々であり、論文作成において絶対的な統一ルールがあるわけではなく、執筆の上ではその分野の慣習が重視される。
 
===研究史の整理===
上記のように誰かの[[先行研究]]と自身の研究内容が重複しないようにするためや、また過去にいかなる研究が行われ、いかなる論証・プロセスを経て現在の学説や理論が構築されてきたかを理解するため、先行研究(論文)を次々に読み、時系列的に整理していく作業を「[[研究史]]の整理」と言う。これは過去の研究成果を踏まえて[[新規性]]のある研究テーマを見出だし、また自身の研究を、今ある研究体系の中に位置付けしていく上で極めて重大な意味をもつ{{Sfn|Howard|2012|pp=199-220}}{{Sfn|村上|2019|pp=31-79}}{{Sfn|村上|2019|pp=167-182}}。
 
=== 執筆段階 ===
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== 脚注 ==
<references/>
 
== 参考文献 ==
*{{Cite book|和書|last=Becker|first=Howard|authorlink=:en:Howard S. Becker|title=ベッカー先生の論文教室(小川芳範・訳)|chapter=文献に怯える|publisher=慶應義塾大学出版会|year=2012|date=2012-04-30|pages=199-220|isbn=9784766419375|ncid=BB08994076|ref=harv}}
 
*{{Cite book|和書|last=村上|first=紀夫|title=歴史学で卒業論文を書くために|chapter=第3章 論文の集め方と読み方|publisher=[[創元社]]|year=2019|date=2019-09-20|pages=31-79|isbn=9784422800417|ncid=BB28929146|ref=harv}}
 
*{{Cite book|和書|last=村上|first=紀夫|title=歴史学で卒業論文を書くために|chapter=第10章「はじめに」を書く|publisher=創元社|year=2019|date=2019-09-20|pages=167-182|isbn=9784422800417|ncid=BB28929146|ref=harv}}
 
== 関連項目 ==
* [[大量訂正 (論文)|大量訂正]]
* [[論文作法]]
* [[査読]]
* [[研究]]
* [[先行研究]]
* [[研究史]]
* [[卒業論文]]
* [[紀要]]