「ダイハツ・タフト」の版間の差分

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{{Infobox_自動車基本情報
| ロゴ=
| 画像=
| 画像説明=
{{混同| 車名= ダイハツ・タ}}
| 販売期間= [[1974年]]-[[1984年]]<br />[[2020年]]-
| 製造国= {{JPN}}
| ボディタイプ=
| 駆動方式= [[前輪駆動]]/[[四輪駆動]]
| 先代=
| 後継= [[ダイハツ・ラガー]]
海外| 別は「= ダイハツ・ワイルドキャット」(WILDCAT)
}}
'''タフト'''(TAFT)(''TAFT'')とは、[[ダイハツ工業]]が生産・販売していた[[ジープ]](ヘビーデューティー)タイプの[[自動普通乗用車]]、及び2020年半ばに販売予定の[[クロスオーバーSUV]] (CUV) タイプの[[軽自動車|軽乗用車]]である。
 
== 解説 ==
{{混同|ダイハツ・タント}}
タフト登場以前の[[四輪駆動|四輪駆動車]]市場には、[[トヨタ・ランドクルーザー]]、[[日産・パトロール]]、[[三菱・ジープ]]といった普通車と、[[軽自動車]]の[[スズキ・ジムニー]]があり、その中間を埋める車種として[[1974年]]([[昭和]]49年)に販売が開始された。
 
[[1998年]]([[平成]]10年)改定の軽規格より若干小さいボディサイズ(ただし1974年7月から1976年7月末まで生産された前期型のみ)に、[[フレーム形式 (自動車)|ラダーフレーム]]と、4輪[[リーフ式サスペンション|リーフ]][[車軸懸架|リジッドアクスル]]のサスペンションの[[シャシ (自動車)|シャーシ]]を備えた本格的四輪駆動車である。
 
エンジンは当初[[排気量]]1,000ccの[[ガソリンエンジン]]のみであったが、後に自社製の2.500cc[[ディーゼルエンジン]]と、[[トヨタ自動車|トヨタ]]との業務提携により、トヨタ製[[トヨタ・R型エンジン#12R-J|トヨタ製1,600ccガソリンエンジン]]を追加、さらに最終モデルではディーゼルエンジンの排気量が2,800ccまで拡大された。
 
軽いボディと相まってパワフルな走りをみせた。[[トランスミッション]]は[[シフトレバーの配置|フロアシフト]]の4速[[マニュアルトランスミッション|MT]]のみ。[[トランスファー]]は[[副変速機]]付で、リアセンタースルータイプのパートタイム4WDである。
 
[[ホイールベース]]は1種類、ボディは2ドアのみで、[[オープンカー|幌タイプ]]に鉄板ドアと幌ドアの2タイプ、[[ライトバン|バンタイプ]]、そして幌の代わりに[[繊維強化プラスチック|FRP]]の[[ハードトップ]]を装備したレジントップの4タイプの設定。海外にはピックアップトラックもあった。
 
[[1980年]](昭和55年)には[[トヨタ自動車]]に'''[[トヨタ・ブリザード|ブリザード]]'''の名前で[[OEM]]供給を開始。OEMではあるがエンジンの設定が異なっており、ブリザードは2.2Lの[[トヨタ・L型エンジン|トヨタ製L型ディーゼル]]のみで、ガソリンエンジンやダイハツ製エンジンは無い。
 
[[1984年]](昭和59年)にフルモデルチェンジされ、車名も'''[[ダイハツ・ラガー|ラガー]]'''に変更される(海外向けは、[[アジア]]などはタフトを継続使用、[[ヨーロッパ|欧州]]はロッキーへと変更、英国ではフォートラックを継続使用)。
 
[[2020年]](令和2年)にオートサロンで発表された軽クロスオーバーのコンセプトモデルの名称としてタフトの名前が復活した。
 
== 初代 F10/20/50/60型(1974年-1984年) ==
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種= 普通自動車
| 車名= ダイハツ・タフト(初代)
| 車名補= F10/20/50/60型
| 1枚目画像の説明=タフト 2.5D8D デラックス(最終型)
| 1枚目画像名=Daihatsu Tafttaft 1st f.jpg
| 2枚目画像の説明=タフト 2.8D デラックス フロント(最終型)
| 2枚目画像名=Daihatsu taft 1st fr.jpg
| 3枚目画像の説明=タフト 2.8D デラックス リア(最終型)
| 3枚目画像名=Daihatsu taft 1st r.jpg
| 製造国={{JPN}}
| 販売期間=[[1974年]][[8月]] - [[1984年]][[4月]]
| 設計統括=
| デザイン=
| 乗車定員=2<br/>2/4<br/>6
| ボディタイプ=幌/幌ドア<br/>幌/メタルドア<br/>メタルドア/レジントップ<br/>[[ライトバン|バン]]
| エンジン=[[ダイハツ・FE型エンジン|FE型]] 1.0L [[直列4気筒|直4]] [[OHV]]<br/>[[トヨタ・R型エンジン#12R-J|12R-J型]] 1.6L 直4気筒 OHV<br/>[[ダイハツ・DG型エンジン|DG型]] 2.5L 直4気筒 OHV<br/>[[ダイハツ・DL型エンジン|DL型]] 2.8L 直4気筒 OHV
| エンジン位置=
| モーター=
| 最高出力=
| 最大トルク=
| トランスミッション=4速[[マニュアルトランスミッション|MT]]
| 駆動方式=[[四輪駆動|4WD]]
| サスペンション=前:[[リーフ式サスペンション|リーフ式]]リジット<br/>後:リーフ式リジット
| 全長=3,320 - 3,485mm
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| ホイールベース=2,025mm
| 車両重量=985 - 1,255kg
| 最大積載量=
| 自由項目1(項目名)=[[姉妹車]]
| 自由項目1(内容)=[[トヨタ・ブリザード]](初代)
| 自由項目2(項目名)= 生産台数
| 自由項目2(内容)= 12万6930台<ref>デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第25号19ページより。</ref>
| 別名= <!--現地名、地域を記入-->
| 先代=
| 後継=[[ダイハツ・ラガー]]
| プラットフォーム=
}}
* 1974年8月(昭和49年) - 発売開始
* 1976年9月(昭和51年) - 最初のマイナーチェンジ。1,600ccガソリンエンジンを搭載した「タフト・グラン」追加。リアオーバーハングが若干延長され全長が3,485mmに変更。
* 1978年9月(昭和53年) - 2度目のマイナーチェンジ。2,500ccディーゼルエンジン追加。1,000ccガソリン車が廃止。
* 1981年10月(昭和56年) - レジントップ追加。ガソリンエンジンが廃止され、ディーゼルのみに。
* 1982年11月(昭和57年) - 3度目のマイナーチェンジ。ディーゼルエンジンを2,500ccから2,800ccへ変更。[[フロントグリル]]が[[合成樹脂|樹脂]]製の一体成型となる。
* 1984年4月(昭和59年) - フルモデルチェンジでラガーに車名変更。 
 
{{-}}
'''タフト'''(TAFT)とは、[[ダイハツ工業]]が生産・販売していた[[ジープ]](ヘビーデューティー)タイプの[[自動車]]、及び2020年半ばに販売予定の[[クロスオーバーSUV]] (CUV) タイプの[[軽自動車|軽乗用車]]である。
== 2代目 (2020年-) ==
 
== 解説 ==
タフト登場以前の[[四輪駆動|四輪駆動車]]市場には、[[トヨタ・ランドクルーザー]]、[[日産・パトロール]]、[[三菱・ジープ]]といった普通車と、[[軽自動車]]の[[スズキ・ジムニー]]があり、その中間を埋める車種として[[1974年]]([[昭和]]49年)に販売が開始された。
 
[[1998年]]([[平成]]10年)改定の軽規格より若干小さいボディサイズ(ただし1974年7月から1976年7月末まで生産された前期型のみ)に、[[フレーム形式 (自動車)|ラダーフレーム]]と、4輪[[リーフ式サスペンション|リーフ]][[車軸懸架|リジッドアクスル]]のサスペンションの[[シャシ (自動車)|シャーシ]]を備えた本格的四輪駆動車である。
 
エンジンは当初[[排気量]]1,000ccの[[ガソリンエンジン]]のみであったが、後に自社製の2.500cc[[ディーゼルエンジン]]と、[[トヨタ自動車|トヨタ]]との業務提携により、[[トヨタ・R型エンジン#12R-J|トヨタ製1,600ccガソリンエンジン]]を追加、さらに最終モデルではディーゼルエンジンの排気量が2,800ccまで拡大された。
 
軽いボディと相まってパワフルな走りをみせた。[[トランスミッション]]は[[シフトレバーの配置|フロアシフト]]の4速[[マニュアルトランスミッション|MT]]のみ。[[トランスファー]]は[[副変速機]]付で、リアセンタースルータイプのパートタイム4WDである。
 
[[ホイールベース]]は1種類、ボディは2ドアのみで、[[オープンカー|幌タイプ]]に鉄板ドアと幌ドアの2タイプ、[[ライトバン|バンタイプ]]、そして幌の代わりに[[繊維強化プラスチック|FRP]]の[[ハードトップ]]を装備したレジントップの4タイプの設定。海外にはピックアップトラックもあった。
 
海外名は「ワイルドキャット」(WILDCAT)
 
[[1980年]](昭和55年)には[[トヨタ自動車]]に'''[[トヨタ・ブリザード|ブリザード]]'''の名前で[[OEM]]供給を開始。OEMではあるがエンジンの設定が異なっており、ブリザードは2.2Lの[[トヨタ・L型エンジン|トヨタ製L型ディーゼル]]のみで、ガソリンエンジンやダイハツ製エンジンは無い。
 
[[1984年]](昭和59年)にフルモデルチェンジされ、車名も'''[[ダイハツ・ラガー|ラガー]]'''に変更される(海外向けは、[[アジア]]などはタフトを継続使用、[[ヨーロッパ|欧州]]はロッキーへと変更、英国ではフォートラックを継続使用)。
 
[[2020年]](令和2年)にオートサロンで発表された軽クロスオーバーのコンセプトモデルの名称としてタフトの名前が復活した。
 
== 車名の由来 ==
'''T'''ough & '''A'''lmighty '''F'''our-wheel '''T'''ouring vehicle (粘り強く、あらゆる用途に使用出来る四輪駆動車の意味)の頭文字を取ったもの。
 
2020年半ばに軽クロスオーバーとして発売予定の2代目は'''T'''ough & '''A'''lmighty '''F'''un '''T'''oolの頭文字を取ったもの。
 
== 初代 F10/20/50/60型(1974年-1984年) ==
* 1974年8月(昭和49年) 発売開始
* 1976年9月(昭和51年) 最初のマイナーチェンジ。1,600ccガソリンエンジンを搭載した「タフト・グラン」追加。リアオーバーハングが若干延長され全長が3,485mmに変更。
* 1978年9月(昭和53年) 2度目のマイナーチェンジ。2,500ccディーゼルエンジン追加。1,000ccガソリン車が廃止。
* 1981年10月(昭和56年) レジントップ追加。ガソリンエンジンが廃止され、ディーゼルのみに。
* 1982年11月(昭和57年) 3度目のマイナーチェンジ。ディーゼルエンジンを2,500ccから2,800ccへ変更。[[フロントグリル]]が[[合成樹脂|樹脂]]製の一体成型となる。
* 1984年4月(昭和59年) フルモデルチェンジでラガーに車名変更。 
 
== 2代目 (2020年-) ==
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種= 軽自動車
| 車名= ダイハツ・タフト(2代目)
| 車名補= <!--車名註釈用-->
| 1枚目画像の説明=タフト コンセプト<br/>東京オートサロン2020出展車
| 1枚目画像名=Daihatsu Taft Concept Tokyo AutoSalon 2020 0129 edited 01.jpg
88 ⟶ 94行目:
| 設計統括=
| デザイン=
| 乗車定員=4
| ボディタイプ=5ドア クロスオーバーSUV
| エンジン=[[ダイハツ・KF型エンジン#KF-DE|KF-DE型]] 0.66L [[直列3気筒|直3]] [[DOHC]] [[自然吸気エンジン|自然吸気]]<br/>[[ダイハツ・KF型エンジン#KF-DET|KF-DET型]] 0.66L 直3気筒 DOHC [[インタークーラー|IC]][[ターボチャージャー|ターボ]]
| エンジン位置=
| モーター=
| 最高出力=
| 最大トルク=
| トランスミッション=[[無段変速機|CVT]]
| 駆動方式=[[前輪駆動|FF]]/[[四輪駆動|4WD]]
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|マクファーソンストラット]]<br/>後:[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム]]
| 全長=3,395mm
102 ⟶ 109行目:
| ホイールベース=2,460mm
| 車両重量=
| 最大積載量=
| 自由項目1(項目名)=
| 自由項目1(内容)=
| 自由項目2(項目名)=
| 自由項目2(内容)=
| 別名= <!--現地名、地域を記入-->
| 先代=
| 後継=
| プラットフォーム=[[ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー|DNGA-Aプラットフォーム]]
}}
* 2020年(令和2年) - 東京オートサロン2020にて『タフト コンセプト』を発表。名称としては約36年ぶりの復活となる。2019年10月の第46回東京モーターショーに参考出品されたコンセプトカー「'''WakuWaku'''(ワクワク)をベースに市販化される車種であり、先代がジープタイプの商用車だったのに対し、2代目は[[スズキ・ハスラー]]のようなクロスオーバーSUVタイプの[[軽自動車]]となる。市販は2020年半ばを予定している。
 
{{-}}
* 2020年(令和2年) 東京オートサロン2020にて『タフト コンセプト』を発表。名称としては約36年ぶりの復活となる。2019年10月の第46回東京モーターショーに参考出品されたコンセプトカー「'''WakuWaku'''(ワクワク)をベースに市販化される車種であり、先代がジープタイプの商用車だったのに対し、2代目は[[スズキ・ハスラー]]のようなクロスオーバーSUVタイプの[[軽自動車]]となる。市販は2020年半ばを予定している。
 
== エンジン ==
* FE型 ダイハツ製[[直列4気筒|直4]] [[OHV]] 1,000ccガソリンエンジン
* [[トヨタ・R型エンジン|12R-J型 トヨタ製 直4気筒 OHV 1,600ccガソリンエンジン]]
* DG型 ダイハツ製直4気筒 OHV 2,500cc[[燃焼室#副室式|渦流室式]]ディーゼルエンジン
* DL型 ダイハツ製直4気筒 OHV 2,800cc渦流室式ディーゼルエンジン
 
== 車名の由来 ==
'''T'''ough & '''A'''lmighty '''F'''our-wheel '''T'''ouring vehicle (粘り強く、あらゆる用途に使用出来る四輪駆動車の意味)の頭文字を取ったもの。
 
2020年半ばに軽クロスオーバーとして発売予定の2代目は'''T'''ough & '''A'''lmighty '''F'''un '''T'''oolの頭文字を取ったもの。
 
海外名は「ワイルドキャット」(''WILDCAT'')
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|group=注釈}}
 
=== 出典 ===
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
{{commonscat|Daihatsu Taft}}
* [[ダイハツ工業]]
* [[ダイハツ・ラガー]]