「ヒツジバエ科」の版間の差分

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== 概要 ==
[[ファイルFile:Ox Warble-fly.png|thumb|300px|right|[[ウシバエ]]の成虫と幼虫|代替文=|360x360ピクセル]]
体長は8-35mm<ref name="wood79">Wood (2006) p.79</ref>。大型になる種としては[[ウサギヒフバエ属]] ''Cuterebra'' や ''Gyrostigma'' 属([[サイヤドリバエ]]など)がある<ref name="wood79"/>。[[ウシバエ属]]や[[ウマバエ属]] ''Gasterophilus'' の種、''Cobboldia'' 属の種など、[[ミツバチ]]や[[クマバチ]]、[[スズメバチ]]などの[[膜翅目]]に似た体色や体型をして、それらの種に[[擬態]]している種もある<ref name="wood80">Wood (2006) p.80</ref>。
 
== 寄生 ==
[[ファイルFile:D. hominis adult female.png|thumb|300px|right|[[ヒトヒフバエ]]のメス|代替文=|307x307ピクセル]]
[[File:Magendassel.jpg|right|thumb|300px|right|ウマバエの幼虫]]
ヒツジバエ科の各種は直接寄主に卵を産み付けるか、[[イエバエ]]などの[[中間宿主]]を介して卵を皮膚に産み付ける。産み付ける場所は大きく分けて3つあり、皮膚(真皮、皮下)、鼻咽頭、腸内である<ref name="col2">Colwell et al. (2006) p.2</ref>。中間宿主を用いるのは、寄主の哺乳類がヒツジバエ科の接近を認識できるためである<ref>{{cite web |url=http://insects.tamu.edu/fieldguide/cimg241.html |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2013年6月12日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20121114065440/http://insects.tamu.edu/fieldguide/cimg241.html |archivedate=2012年11月14日 |deadurldate=2017年9月 }}<nowiki/></ref>。ヒツジバエ科の幼虫は寄主の皮膚に穴を掘って、そこで生活する。そのため、寄主にされた動物は皮膚に蠅蛆症を発症する。成熟した幼虫は寄主から離れ、土中で蛹になる。