「ジャン・バラケ」の版間の差分

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後年、[[ヘルマン・ブロッホ]]の『ヴェルギリウスの死』に感銘を受けたバラケは、この小説に基づく大規模な連作に取り掛かる。4つの器楽グループと1組の声楽グループのための「偶然の彼方に」、ソプラノ、ピアノと6人の打楽器奏者のための「歌に次ぐ歌」、ソプラノ、混声合唱とオーケストラのための「復元された時間」は、この連作の一環として作曲された。これらの作品は『ヴェルギリウスの死』やブロッホの他の小説からテキストが採られている。また、「協奏曲」も『ヴェルギリウスの死』と間接的な関わりを持った作品である。この連作はピアノ独奏曲からオペラに至る様々な作品で構成される計画であったが、未完に終わった。
 
[[1964年]]には交通事故に遭った上に自宅が火事で焼失。その後は病気に悩まされた末に1973年、45歳で死去。楽譜は死後25年以上を経てから[[ベーレンライター出版社|ベーレンライター社]]から再出版されたが、これは初版のリプリントであり校訂作業はほとんどなされていない。「ピアノソナタ」の日本初演は[[2003年]]に[[鈴木貴彦|鈴木貴彦_(ピアニスト)]]によってなされた。
 
バラケはデュパルクのように、極めて自作品の選定には厳しく、「火の回廊」、「プロティアへの賛歌I,II」、「ディスクール」、「横たわる男」は完成させることが出来なかった。また、『30作ほどあった』とされ生前失われた事になった「夜想曲嬰ハ短調」、「交響曲」、「無伴奏バイオリンソナタ」、三つのピアノソナタなどは、実は遺族が管理しており存在が確認されている。
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