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'''ルカ'''({{lang|el|Λουκᾶς}}, Lukas, ギリシア語発音でルカス, 福音記者ルカ)は[[新約聖書]]の『[[ルカによる福音書]]』及び『[[使徒言行
== 福音記者ルカ ==
『ルカによる福音書』及び『使徒行伝』はルカの手によるものとして「ルカ文書」と呼ばれるが、福音書及び使徒行伝には著者についての記述が欠けている。一方、新約聖書中には、ルカと云う名前が[[パウロ]]の書簡に協力者として現れる(『[[フィレモンへの手紙]]』24、『[[テモテへの手紙二]]
『
ルカ及びルカ福音書はしばしば[[ウシ|牛]]の[[アトリビュート|シンボル]]で表される。これは『[[エゼキエル書]]』1:10に登場する四つの生き物に由来し、それぞれ四人の[[福音記者]]と[[福音書]]に比定されている。
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4世紀、一説には2世紀のものとされる文書『ルカによる福音書への反マルキオン的序文』に、ルカは[[シリア]]の[[アンティオキア]]の出身で、シリア人、職業は医者」とする記述が現れる。この文書はまた、ルカは生涯独身で、84歳で亡くなったとも伝える。幾つかの写本はルカが亡くなったのは[[ボイオーティア]]の[[テーバイ]]であると追記している。
後代の伝承では、彼の伝記はより明確化された。[[エピファニオス]]は[[七十門徒]]の一人に彼の名を挙げている。[[ヨハネス・クリュソストモス]]は、『[[コリント
また、ルカには画才があり、初めて[[聖母マリア]]を描いたとの伝承も有った為、中世の絵画作品等には、聖母子像を描くルカの姿が好んで描かれている。この為、中世ヨーロッパの[[画家]]・[[薬剤師]]の[[ギルド]]は多くルカを守護聖人としている。また、[[ネーデルラント]]等の諸都市にある画家ギルドは、共通して「[[聖ルカ組合]]」を名乗ることが多かった。
== ルカ文書の筆者問題 ==
『ルカによる福音書』及び『使徒言行
==脚注==
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