「ナクソス (レコードレーベル)」の版間の差分

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ナクソスのレコード業界での評価が上がるにつれて、著名な音楽家がナクソスで録音をする機会も増加した。そうしたケースで最も成功したのは、[[ノルウェー]]の名ピアニスト、[[アイナル・ステーン=ノックレベルグ|アイナル・ステーン=ノックレベルグ]]による[[エドヴァルド・グリーグ]]の「ピアノ独奏曲全集」(全14枚組)であろう。他に、[[ルーシー・ファン・ダール]]による[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ]]の『[[無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ]]』などがある。
 
「国際コンクールの優勝者は、どのような理由であってもろうが支援する」というのは実は活動初期に[[ピエール=アラン・ヴォロンダ]]をフォローしたころからのポリシーだが、近年はこの傾向を推し進め、副賞にNAXOS一枚分のCDデビューを取り付ける国際コンクールが急増した。それに伴い最も恩恵を受けたのがピアノで、ピアノ演奏の最上位レヴェルを維持するアーティストが、次々とNAXOSからデビューしている。かつては国際コンクール優勝者でないとNAXOSデビューはできなかったが、近年はピアノを含むアンサンブルに限りデビュー条件が優勝から上位入賞へ緩和されている。近年NAXOSは国際ピアノコンクールのメジャー第一位のみならず、AAF加入国際ピアノコンクールの第一位にも門戸を広げており<ref>{{Cite web |url = https://www.classicstoday.com/review/han-chens-stunning-naxos-liszt-debut/|title = Han Chen’s Stunning Naxos Liszt Debut|website = www.classicstoday.com|publisher = classics today|date = |accessdate = 2020-03-03}}</ref>、ピアニストのパレットが広がりつつある。近年はギターの国際コンクールの優勝者のCDも販売している。
 
また貴重な音源として、[[セルゲイ・ラフマニノフ]]自身が演奏した彼のピアノ協奏曲全曲などのCDも販売している([[RCAレコード]]から復刻されていた)。
 
== 日本作曲家選輯 ==
* ナクソスが力を入れていたプロジェクトの中に、『[[日本作曲家選輯]]』と名づけられた日本人作曲家のシリーズがある。このシリーズには日本のクラシック・ファンにも知られていなかった作品が多く収録された。第1弾として発売されたのは[[伊福部昭]]の『[[日本狂詩曲]]』や、[[外山雄三]]『[[管弦楽のためのラプソディ]]』などを収録したアルバムであった。その後、[[橋本國彦]]の『[[交響曲第1番 (橋本國彦)|交響曲第1番ニ調]]』、[[山田耕筰]]の交響曲『[[勝鬨と平和|かちどきと平和]]』、[[大澤壽人]]の[[交響曲第3番 (大澤壽人)|交響曲第3番]]と[[ピアノ協奏曲第3番 (大澤壽人)|『ピアノ協奏曲第3番「神風協奏曲]]」』、[[早坂文雄]]の『[[ピアノ協奏曲 (早坂文雄)|ピアノ協奏曲]]』、[[芥川也寸志]]、[[武満徹]]、[[諸井三郎]]、[[矢代秋雄]]、[[黛敏郎]]、[[須賀田礒太郎]]、[[松平頼則]]らの作品を一人一枚でリリースしている。アイヴィからナクソス・ジャパンへの引継ぎと前後して、[[2007年]]12月の第22弾を最後にリリースが途絶えていたが、[[2010年]]12月に3年ぶりに[[松村禎三]]作品集がリリースされた。
 
アイヴィからナクソス・ジャパンへの引継ぎと前後して、[[2007年]]12月の第22弾を最後にリリースが途絶えていたが、[[2010年]]12月に3年ぶりに[[松村禎三]]作品集がリリースされた。現在は一人一枚に限定することなく日本人の作曲家をリリース<ref>{{Cite web |url =https://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.573733 |title =HOSOKAWA, Toshio: Orchestral Works, Vol. 3 (Elmark, Eerens, Mihoko Fujimura, Tadashi Tajima, Basque National Orchestra, Märkl) |publisher =www.naxos.com |date = |accessdate =2018-10-23 }}</ref>している。
 
=== CD一覧 ===
近年ではナクソスの価格をさらに下回る廉価盤のクラシック音楽レーベルが乱立したため、価格面は一枚1000円前後を死守して質の向上へ焦点を定めた感がある。[[スター・システム (俳優)|スターシステム]]の影響を嫌い、有名・無名といった概念に惑わされない聴き手がインターネット時代に入って急増したことにより、時代の展開を反映した慎重なリリースを続けている。前述の『日本作曲家選輯』や「アメリカン・クラシックス」はその代表的な例と言えよう。また、レパートリー増強のために、他レーベルの音源をライセンス販売するケースも出てきている。
 
日本ではナクソス・デジタル・ジャパン([[2007年]]10月より'''ナクソス・ジャパン'''に改称)により、ナクソスはもちろん、'''[[ヘンスラー]]'''や'''[[BISレコード|BIS]]'''、'''[[シャンドス|CHANDOS]]'''といった有名レーベル280以上を含めた定額音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」(NML)が[[2005年]][[11月15日]]より開始された。クラウス・ハイマンは今後も様々なレーベルに参加を呼びかけ、サービスの強化に努めるとしている。音質は128kbpsとCDより低かったが、2016年12月19日より320kbpsにも対応した。しかし、一続きの曲に便宜的につけたトラックの部分で演奏が止まってしまう問題点が指摘されている<ref>[http://web.archive.org/web/20170405171609/http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/oyaji2/oyaji_96.htm 中には、身内。.... 佐久間學]</ref>
 
[[2014年]]7月1日には、前日まで[[東京放送ホールディングス]](TBSHD)が運営してきたクラシック音楽専門インターネットラジオ局「[[OTTAVA]]」を引き継いだ。もともとナクソスはOTTAVAへクラシック音楽の音源を提供してきた経緯があり、2014年4月にTBSHDが同年6月末でOTTAVAの放送休止を発表した事を受け、ナクソスが運営の継承を申し出た。結果、TBSHDから「OTTAVA」の商標やドメインも含めて一切の権利を譲り受けた。これにより設立された運営会社であるOTTAVA株式会社では、代表取締役社長に当時のナクソス・ジャパンの代表取締役社長兼CEO・[[佐々木隆一]]が就任し、オフィスが東京・[[三軒茶屋]]のナクソス・ジャパン内に置かれた。なお、OTTAVAは2014年12月にナクソスから独立した。社長の佐々木はナクソス・ジャパン社長兼CEOを退き、オフィスも東京・[[一番町 (千代田区)|一番町]]に移転したが、音源の提供や番組などでのコラボレーション企画など、協力関係は続いている。
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