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ヤーコヴィックが書いた"''Gold Coast''" はその後"'''''Miami Vice'''''"に改名され、パイロットフィルムの製作が決まった。エグゼクティブ・プロデューサーには[[マイケル・マン (映画監督)|マイケル・マン]](当時40歳)が抜擢された。これまでの映画やテレビドラマにおける優れた演出や脚本、中でも「[[ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー]]」(1981)、「[[ザ・キープ]]」(1983)での映像表現、シンセサイザーを多用した音楽、銃撃やアクションシーンなどに見られる彼独特のセンスを取り入れたい意向があった。マンは当時を振り返り、作品のコンセプトが非常に気に入ったことや、監督業は自分の作品に対する自己批判が付きまとうがプロデューサーならば客観的な立場にいられるので自分の意見が通りやすいと考えた、と語っている。しかし背景には直前の「ザ・キープ」が興行的に失敗していたこともあった。
 
当初はアンソニー・ヤーコヴィックエグゼクティブ・プロデューサーを務めていたが、次の映画製作に取り掛かるため第6話で退き、その後はマイケル・マンに任された。シーズン4から[[ディック・ウルフ]]に変わったが、マンが提示したコンセプトは5シーズン全てに及んだ。
 
製作費は1エピソードあたり約130万ドルと言われる。当時のテレビドラマにおいて史上最高額で、1話だけでマイアミデイド警察・風俗取締班(Vice Squad)の年間予算を上回る額であった<ref>{{Cite web|title=Miami Vice / Trivia|url=https://tvtropes.org/pmwiki/pmwiki.php/Trivia/MiamiVice|website=TV Tropes|accessdate=2020-03-19}}</ref>。一般に警察ドラマは屋外ロケが多いため製作費が高めだが、本作では潤沢な予算を使ってロケ地の背景にまで手が加えられた。マイケル・マンの指示により使用可・使用不可に分類されたカラーチャートが作られ、撮影スタッフは撮影現場に使用出来ない色があれば直ちに塗装するか移動や撤去、またはカモフラージュするなどの作業に徹した。マンは赤色や茶色を特に嫌っており、「フェラーリ(クロケット刑事のフェラーリ・デイトナのこと)なのになぜ赤じゃないのか?」と問われるたびに「赤い車は嫌いだ」と答えていたという。当時の彼の愛車も黒のフェラーリ308GTBだった。
 
多額の製作費は劇中で流れる音楽にも表れている。新旧の様々なヒット曲の使用料に毎話1万ドル以上が支払われたほか、有名ミュージシャンを呼んで番組のために曲が作られたりもした。他にも数分間に渡ってセリフを入れず映像と音楽だけで見せるミュージックビデオのような演出や、番組用に作られた曲によるオリジナルサウンドトラックが発売されるなど、テレビドラマ初の試みが多数行なわれた。一部の新聞のテレビ欄にはサブタイトルと一緒に曲のタイトルとアーティスト名が掲載され、ミュージシャンやレコード会社にとって格好の宣伝の場となった。こうしてNBCのブランドン・タルティコフが発案したと噂される”MTV COPS“は大成功を収めた。他局も後追いでこれと似たような警察ドラマを作り始めたが、「21ジャンプストリート」が3シーズン続いた以外、すぐに終了した。