「陸上自衛隊冬季戦技教育隊」の版間の差分

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== 編制 ==
[[File:CWCT ski troops preparing to rush out of their helicopter.jpg|thumb|250px|スキーを携行し、[[UH-1_(航空機)|UH-1J]]から展開しようとする隊員]]
主に[[レンジャー (陸上自衛隊)#冬季レンジャー|冬季レンジャー]]課程の指導を行う戦闘戦技教育室、冬季戦闘時の部隊運用の研究を行う調査研究室、[[バイアスロン]]や[[スキー]]の教育訓練を行う特別体育課程教育室からなっていた。これらのうち、[[近代オリンピック|オリンピック]]特別強化選手らからなる特別体育課程教育室には、現在40人弱の男女隊員が所属しており、将来の自衛隊体育指導者としての教育訓練を積みつつ、冬季オリンピックでのメダル獲得を目指し日々訓練を重ねていたが、2016年3月、自衛隊体育学校隷下に編成替えとなった。現在は戦闘戦技教育室、調査研究室からなる。他にも[[全日本スキー連盟]]デモンストレーターの資格を持つ隊員が所属しており、スキー技術の指導にあたる指導者の技術の向上及び新しい技術の習得を狙いとして、毎年、[[全日本スキー技術選手権大会]]に参加している。部隊全体としても他の部隊に教育訓練等の指導を行いながら、「特殊部隊」としての練度維持のため過酷な訓練を行っている。高度なスキー技術を組み合わせた国内でも屈指の[[戦闘技術]]を誇る部隊である。
 
北海道は[[寒冷地|寒冷]]・[[豪雪地帯|豪雪地域]]であり、かつて、[[ソビエト連邦]]と対峙する[[戦線|第一線]]であった。そのため、北方重視の[[戦略]]をとっていた陸上自衛隊は兵力・装備を集中させており、冬季の[[戦闘]]術の研究は必須であった。そのため、冬季戦技教育隊では、低視認性装備や隊員の体力低下・損害を防ぐ戦技の研究・[[開発]]に力を注いできた。それにより、[[雪中戦]]においては装備でも運用でも[[アメリカ陸軍]]をも凌ぐと言われている。[[アメリカ軍]]においても積雪寒冷地部隊の全員が[[スキー]]技術を習得していることはなく、自衛隊の雪中戦での戦闘能力の高さは世界でも屈指であると言われている。