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m 乳幼児血管腫について
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'''プロプラノロール'''({{lang-en-short|propranolol}})は、β<sub>1</sub>受容体とβ<sub>2</sub>受容体を遮断する、[[アドレナリン作動性効果遮断薬]]の1つである。経口投与ではほぼ全量が吸収されるものの、肝臓で大部分が分解される[[初回通過効果]]の大きな薬剤である。体内分布性がよく、脳脊髄にも分布する。プロプラノロールは[[キニジン]]様作用も有する。[[不整脈]]、[[高血圧]]、[[心筋梗塞]]、[[緑内障]]、[[頭痛#片頭痛|片頭痛]],、乳幼児の[[血管腫]]の治療に使用される。ただし、[[気管支喘息|喘息]]を悪化させるため、喘息患者への使用はできない。また、その他の[[副作用]]として、頭痛、倦怠、めまい、徐脈などが発生することが挙げられる。分子内の1つの[[キラル中心]]が存在するため1対の鏡像異性体を持つものの、分離は行われずに、ラセミ体のままで医薬品として用いられている。日本での代表的な商品名は「インデラル」(成人向け、[[アストラ・ゼネカ]]販売)、「ヘマルジオ」(乳幼児向け、[[マルホ]]販売)。
 
== 効能・効果 ==