「阪神1形電車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
出典補完
編集の要約なし
19行目:
前述のように大型車体を採用し、また高速運転を可能とする目的で、日本の電車としては初めて[[ボギー台車]]を採用した。台車及び電装品は以下のように1と2 - 50で異なっている。
 
* 1
** 台車として[[ペックハム]](Peckham flexible track Co.)<!--日本への輸入初期から中期はPeckham flexible gear mfg,Co.名義のようなので安易にこの記述を引き写さないように。-->社製軸ばね台車である14-B-3-Xを装着する。ペックハム社製台車は路面電車用2軸単台車が[[名古屋電気鉄道]](7B)、[[箱根登山鉄道|小田原電気鉄道]](8B)、[[大師電気鉄道]](7B)、[[大分交通別大線|豊州電気鉄道]](7B)、[[東京都電車|東京鉄道]](7B)、[[東京都電車|東京市街鉄道]](8B)、そして[[三重交通神都線|伊勢電気鉄道(初代)]](8B)、と日本の路面電車創業期の各社に大量納入されたが、ボギー台車は稀少で、日本における採用例はこの阪神1の他に[[京浜電気鉄道1号形電車|京浜電鉄1号形]]があるのみに留まっている。主[[電動機]]は[[ゼネラル・エレクトリック]](GE)社製のGE-67A(33.6[[ワット|kW]]≒45[[馬力|HP]])を各台車に2基ずつ計4基装架する。
 
* 2 - 50
** 台車として[[ブリル|J.G.ブリル]]社製軸ばね台車であるBrill 27G1を装着する<ref name="私鉄の車両21_p103" />。主電動機は[[ウェスティングハウス・エレクトリック]](WH)社製WH-38B(33.6kW≒45HP)を4基装架、制御器は同じくWH社製の直接制御器であるWH-405Dを搭載したほか、更に当時としては珍しく、ブレーキとして[[手ブレーキ]]に加えて[[直通ブレーキ]]も搭載する。
 
全車ともに併用軌道区間があったことから、前面には網状の[[排障器]]が取り付けられたほか、[[集電装置]]も大阪、神戸市内に埋設管電食対策として帰還線を線路ではなく架線とした複架線区間が存在したことから、トロリーポールを前後に2組ずつ搭載する。
42行目:
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist||group=注釈}}
 
=== 出典 ===
{{脚注ヘルプ}}