「ラインメタル/マウザー・ヴェルケMG34機関銃」の版間の差分

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# [[1930年代]]の後期から、プレス部品の多用による生産性の向上と低価格化のための努力が開始され、'''MG34/41S'''として完成した。また、高い発射速度が殺傷能力を高めることが実戦で証明されたため、フルオート作動専用の簡易型となり、発射速度は毎分1,200発に向上、重量は14.0kgとなった。これは限定生産され、うち300丁は[[東部戦線]]に送られた。
 
# [[戦車]]の車載機関銃としてのMG34は、'''MG34T''' Panzerlauf(パンツァーラウフ)または Panzermantel(パンツァーマンテル)と呼ばれ、いくつかの改造が加えられた。車内での取り回しを良くするために[[銃床]]が取り外された(車外での運用や対空用に再び取り付けることも可能)。[[銃砲身|銃身]]はより太く、それを覆う厚さ6mmの防弾ジャケットは、[[歩兵]]用の放熱ジャケットに較べ、冷却孔が減らされた。[[銃]]の左右どちら側からも給弾できた。車体前方機銃として運用した場合、バランスの関係で銃身が上がり気味となるため、カップ型の装置をつなげ、射撃手の頭に被せることで、腕にかかる負担を軽減している。また、[[主砲]][[戦車#装備と構造|同軸機銃]]は、[[指揮官|戦車長]]用キューポラに取り付けられた[[銃架]]に移設し、対空用としても用いられた。車外戦闘を想定して、銃床や二脚架やフロントサイトアッセンブリーをセットにしたコンバージョンキットが車内に用意されていた。なお、同じ車載用でも[[突撃砲]]や[[装甲兵員輸送車]]に搭載されるものは、普通の歩兵用を用いている。
 
== マウザー社製の別設計型 ==