「鉄道車両の台車史」の版間の差分

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なお、京阪電気鉄道では初期のKS-63系こそビビリ振動の大きさが問題視されて淘汰となり、1981年(昭和56年)から2006年(平成18年)までに台車の新製交換や振り替え、装着車両の廃車が実施されて全数廃却済みであるが、軸箱部のゴム厚を増加したKS-73以降の各形式については当初より解体・破壊検査の実施を前提として試作された全アルミ合金製台車枠のKS-75<ref group="注釈">1969年11月から1970年11月までの1年間、2200系2358の第2台車として1基の長期実用試験を実施。</ref>を除き、2009年(平成21年)の時点で全数が現用されており、電動車・付随車合計で139両<ref group="注釈">京阪本線用在籍車の18.2 %に相当する。なお、制御車・付随車用は10両分で、残る129両分は電動車に装着されている。</ref>に装着され、装着車は特急から普通まで幅広く使用されている{{Sfn|鉄道ピクトリアル臨時増刊号 通巻No.822|2009| pp=274&ndash;285}}。
 
国鉄では旅客、アーチバー形や[[ベッテンドルフ台|ベッテンドルフ形]]といった1自由度系台車が貨車のみで使われていたが、エコノミカルトラックと同じ構造の空気ばね台車も[[旅客車]]に使われることはなかったが、[[貨物列車]]の大幅な高速化のために新製された[[国鉄10000系貨車|10000系貨車の各形式]]で、枕ばねを空気ばねにTR203としたTR203が大量に採用された。
 
==== パイオニアIII ====